起
俺はどこにでもいる高校生だ。
俺の趣味はネット小説を読むこと。特に、主人公が転生してチートな能力を得るような小説が好きだ。
今日も俺は、自転車をこぎながら自分が小説の主人公になる妄想をしていた。
(!?)
その時、右から二トントラックが迫ってきた。どうやら車道に飛び出していたようだ。俺はとっさにブレーキをかけてしまった。
そして──────
「お前は死んだ。」
目の前に何か神々しい人がいた。これはアレだ。
「転生するやつですか?」
「……ああ、そうだ。」
「やっぱり!どんなチートな能力をもらえるんですか!?」
「待て、話し早すぎないか。」
「これってよくある転生のヤツですよね!?」
「よくは無いのだが、まぁソレだ。チートな能力もやる。どんな能力が良い?一つだけくれてやろう。」
「良いんですか?なら、──────」
俺は、死ぬ直前まで考えていた能力のことを話した。
それは、物を大きな枠組みに戻して、その枠組みの中から新たな物に作り替えるという魔法だ。
例えば、【鉄→金属→金】というように組み替える。
俺はこれを『錬金術』と呼んでいた。
「…なかなか面白いことを考えるな。良かろう。お前には、その『錬金術』とやらをやろう。」
その言葉を聞いた瞬間、俺の意識が遠くなっていった。
そして次の瞬間には、俺はだだっ広い草原にいた。
「とりあえず試してみるか。」
俺は『錬金術』を試してみることにした。そして近くの小石を拾った。
「小石、石、サファイア」
俺は、妄想で考えていた呪文を唱えた。すると、手の中の小石が光りだし、青い綺麗な宝石に変わった。
「ははは、これは凄いぞ。」
と、俺はつぶやいた。
To be continued.
Thank you for your reeding.




