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プロローグ3〜訓練〜

テストが終わりーのからの投稿!

今回も長めだと思います。

誤字脱字があるかもしれません。

俺にはまだこの絆深家に謎が浮かぶ、それは!


「じゃあ始めるか!、組手の相手は昨日のローテーションで・・・紅葉対紅、炎対雷花、摘姫対焔だ、制限時間は五分で互いに怪我はしないようにな」


まぁ親父の話を無視して続きの説明しよう。


絆深家には”格闘術”と言う戦闘技がある事だ!・・・おかしくね?だってさ、一般家庭だぜ?そりゃあ親父がさ、有名な作家でもさ、格闘術はおかしいだろ!。

絆深家には先祖代々〜みたいな、話を聞いた事無いし、爺ちゃんも婆ちゃんも実家で畑作業してるしさ、てかあの二人は出来るのかな?・・・今度聞いてみよ


「ほら紅葉?ボーっとしてると怪我するわよー!」

「ああ、ゴメンゴメン」

「ほらぁ!紅葉ー!ちゃんとしないと母さんに負けるぞーw」

チッ「あぁ、ワカッテマスヨーだ」

「何だー!その気の抜けた返事はぁ!それとお前、今さっき舌打ちしたろぉ!」

「さ、母さんさっさと始めよう」

「え、えぇ」

「無視かぁ⁉︎」


うるさい引きこもりを無視し目の前の相手(母さん)に集中する。


「じゃ、行くわよ紅葉!」


と言う掛け声と共に踏んでいた大地を蹴るように駆け、人間で本当に出せるのか?と思う速さで紅葉の懐に飛び込もうとする。


(ちょっ⁉︎マジでか!母さんめ初っ端からとばしてくるな⁉︎)


これまた、普通の人では出来ない反応で体の前に腕をXさせ防御に入ろうとする紅葉・・・だが


「遅い!」

「⁉︎」(しまっ⁉︎)


小柄な体格からでる速さで先に懐に飛び込まれ・・・そして


「絆深流格闘術・拳ノ型一式『疾風拳』ッ!」

ダンッ!「ぐっ⁉︎」


絆深流格闘術なら基本中の基本の技を腹部に受け、そして


「絆深流格闘術・脚ノ型一式『乱脚』ッ!」

ドゴッ!「ぐふっ⁉︎」


トドメをさされた


「はい、勝者紅〜」


和葉の気の抜けた声で二人の組手が終わった


「イッエ〜イ♪勝っちゃった♪」


普通に見れば小学生が勝って喜んでるように見えるのだが実際は実の息子に容赦無くトドメをさした。

三十路の主婦である


「ちょっ、母さん!いきなり本気で来るとか聞いてないぞ!」


負けた事に悔しい紅葉が文句を言うのだが


「そりゃあそうよ、だって本気じゃないんだもん」

「くっ!」


『母は強し』という言葉を改めて実感した紅葉だったのだが、まだ紅葉は気づいて無かった。

己の強さが人間の限界を超えている事に


「おーい、二人ともー!炎や摘姫達もそろそろ終わるぞー」


和葉に言われた方を向くと、そこには息を荒くし小太刀型の木刀を二本持った炎と向かいで長刀型の木刀を息を乱さずに構えている、雷花がいた。


「はぁっ・・・はあっ」

「もう終わりか?炎よ」

「・・・くっ!、ま、だまだぁ!」


普段は出すことの無い大きな声を出し、小太刀を構え、そして


「絆深流格闘術・小太刀ノ型一式『隠風』ッ!」


確実に首に向かって行く小太刀・・・だが


「甘いっ!」

「ッッ⁉︎」


長刀で弾かれ、そして


「これで、終わりだ」


雷花の手にある長刀が炎の首元に当てられた。


「そこまでっ!勝者雷花!」


和葉の声で二人の組手に終幕がついた。


「はぁっ・・・はあっ・・・ま、けた」


いつもの声に戻り、体力がすぐに回復しないのかその場に座り込む


「お疲れ様だ、だが炎よ。君はもう少し力をつけた方がいいぞ?」

「・・・えん、まだ、十歳、力弱いの、当たり前・・・」

「まぁ、それもそうだがなぁ」


何かを言いたそうにしている雷花を無視して炎は紅葉達の所へ向かう。


「・・・くぅにぃ、おつ・・・」

「乙〜、大丈夫か炎?」

「・・・ん、無問題(モーマンタイ)

「そか(ナデナデ)」


紅葉が炎を撫でていると和葉が


「おーい、そこの兄妹ー、こっちの方も決着つきそうだぞー」


「行くか」

「・・・ん」


紅葉と炎が向かうとほぼ決着がついたようなもんだった。

二人共が炎が持っていた小太刀と同じ物を使用し、少し違うのは、焔が小太刀を一本しか持ってない事だ。

しかも摘姫が両手に持っている小太刀の一本が焔の喉元に届いている。


「これで終わり」

「・・・・・」


だが


「摘姫、貴女に一つだけ忠告があります。」

「ん?」

「敵・つまり相手を目の前にして油断しすぎない事です。だからっ!」

「ッッ⁉︎」

「こうなるのです。」


摘姫の小太刀は確実に焔の喉元に届いていた・・・だけど、勝利を確信し油断していた摘姫の小太刀を弾き、逆に喉元へと焔の小太刀が当てていた。


「そこまでっ!勝者焔!」


また和葉の声で組手が終了した。


「ふぅ、ありがとう焔さん」

「いえいえ、私もいい運動になりました。それと、さっき私が言った事を心に残しておいて下さい」

「はい」


こうして、この日の訓練は無事終わった。


「それじゃあ、三人は早くシャワーを浴びて学校に行く準備をしておきなさい」

「了解」

「・・・うん」

「はい」


紅の言葉に返事をし、それぞれが登校準備をするのであった。

はい!プロローグ3も終わりました。

異世界は次に行けると思います。

技の名前がダサい?知らんな

では、プロローグ4をお楽しみ下さい!

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