無能の僕は異世界迷宮の王となる
嶽野草十郎には才能がない。
持って生まれた才覚など皆無で、何をするにも努力を要する。
異世界の迷宮の王なんて大役、務まるはずがない。
けれど彼にはただ一人、最初から支えてくれる相棒がいた。
「バカ! なんで殺さないんですか! 人も殺せない軟弱者が生きていけると思っていますか!?」
「私が貴方を育ててあげます! 夢は世界征服です!」
「いつかきっと、人を殺しても顔色すら変えない立派なワルになれますからね!」
……どうやら僕は、ド畜生になるらしい。
持って生まれた才覚など皆無で、何をするにも努力を要する。
異世界の迷宮の王なんて大役、務まるはずがない。
けれど彼にはただ一人、最初から支えてくれる相棒がいた。
「バカ! なんで殺さないんですか! 人も殺せない軟弱者が生きていけると思っていますか!?」
「私が貴方を育ててあげます! 夢は世界征服です!」
「いつかきっと、人を殺しても顔色すら変えない立派なワルになれますからね!」
……どうやら僕は、ド畜生になるらしい。