73.あれ?何か大事なことを……?(ⅤS STR至上主義さん②)
「ふっ!はっ!うわっ!?」
バンッ、ドガッ、バコン!―――と、まるで硬い物で叩いたような音が鳴り続ける。そんな当たったら即死しそうな攻撃からひたすらに逃げ惑ってる。どうもナギです。
……冗談はともかく……頭の中に警鐘が常に鳴り響いてる……―――!ここっ!
僕は右前方にローリングをして攻撃を潜り抜け、何とか生き残れた。
でもまだ視界がゆっくりになるほどでは無い―――いや十分攻撃は激しいけども―――……いやまあそれはそうとして、本当にどうやって攻撃しようかな……
相手―――トレさんの足元には巨大な魔法陣、そして固定するように足に巻き付く呪文的な紋章的な物が書いてある半透明の帯。
多分これまでのスキルだから代償も中々の筈。そしてそのうちの一つに移動が出来なくなるものがあるんじゃないかな……?
となれば兎に角遠近問わず、攻撃を当てられる手段があれば……
……ちょっと一回僕のスキルを振り返ってみよう。
まずは僕の主力級のスキル、〔糸術〕系。因みに〔遠隔糸術〕のレベルが上がり、強力なアーツが手に入った。……でも正直今の状況とはあまり合わない気がするなぁ……というか正直クールタイムがまあまあ長いから出来れば決勝戦で使いたい……
いやまあ、勿論使わないと勝てない!……ってなったら使うけど正直このアーツを使ってもあんまり意味ない気がする……
他には〔魔法〕系……は実はあまり使う場面が無い〔土魔法〕、改め〔石魔法〕。もう一つはコカトリス討伐の際に〔火魔法〕から変化した〔熱魔法〕。正直これは戦闘向きの魔法じゃないので除外。だけども調合の際はいつもお世話になっております……。
後は〔生産〕系……は、そもそも〔調合〕並びに〔毒調合〕位しか無い上に、回復ポーション、毒ポーション等のアイテム類はこの『闘技場大会』では持ち込み禁止となっているから除外。
それと〔情報〕系の〔熱探知〕や〔魔物知識〕、〔植物知識〕と統合した〔知識鑑定〕スキルは……ちょっと一回〔熱探知〕を……うわっ!?……視界に赤色が沢山……普通はこうはならないんだけどね……
それ位……かな……?
あれ?ちょっと待って……何か大事なことを忘れているような……
◆世界観設定
『『闘技場大会』〔使役〕系スキル保持者について』
『闘技場大会』は複数人での参加は出来ませんが、例外として職業『テイマー』等、〔使役〕系スキルの保持者は従魔と一緒に戦闘が可能となっております。
是非参加させてあげて下さい。
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【あとがき】
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