56.なかなかに厳しい……
「じゃあシルシュのレベル上げでもしようかな?」
「シュー!」
がんばるぞ!と言わんばかりに鳴くシルシュ。う~ん、流石にレベル1のシルシュに推奨レベルが30程度のここでレベル上げするのは酷だよな……
いや、僕が糸で敵の身動きを取れ無くすればいいんじゃ……?
……うん、一回シルシュの攻撃でダメージが入るか試してみようかな?
早速[陽光の熱林]に来た。
捕らえるのはどの敵にしようかな?
そうだ!
「〔熱感知〕」
僕は言葉通りに〔熱感知〕を発動した。
〔熱感知〕での視点は、なんというか……そう!サーモグラフィーみたいな感じかな?
まあサーモグラフィーと言っても温度ごとに色が変わったりはしないけどね……いやこれからどうなるのかは知らないけど……
取り合えず、発動したら視界が少し青くなって、生き物とかが居たら赤く見える感じだね。因みに人を見たらちゃんとその人型になるし、例えば……この[陽光の熱林]に出るモンスター、『ヒートコッコー』だったらニワトリっぽい形に見える……って感じ。
特定のモンスターを倒したいときには凄く便利。
……じゃあこの『ヒートコッコー』にしよう。僕たちは『ヒートコッコー』まで近寄り、スキルを発動する。
「〔遠隔糸術 【遠隔糸生成】〕!」
僕は『ヒートコッコー』の足に糸を巻き付け、逃げられないようにしたらもう一本生成してそのまま口も縛った。
『ヒートコッコー』は口から火を吹いてきて危ないからね。
勿論の事、【糸変化】で【熱耐性】を付与している。
……よくよく考えれば『コカトリス』の火吹き攻撃はこれがモデルなのかな……?まあ威力は段違いだけども……
まあとりあえずシルシュに攻撃をして貰う。
「シルシュ!〔糸魔法〕で攻撃を!」
「シュゥー!」
シルシュの腕から魔法を発動する際に出てくる魔法陣が出現し、そこから糸が『ヒートコッコー』に伸びていった。
―――6ダメージ。
『ヒートコッコー 【HP】244/250』
僕は〔知識鑑定〕を使い相手の正確な体力を見る。
なるほど……これはなかなかに厳しそう……‥
シルシュの【MP】は125で〔糸魔法〕のアーツ、【マジックスレッド】の消費MPは5だからあと24回しか発動出来ない。
まあ取り合えず今回は僕がHPをある程度削って……
「シルシュ!〔糸魔法〕を倒すまで沢山打って!」
「シュシュシュシュシュー!」
……
…
………
〈シルシュのレベルが三になりました〉
「よし、なんとか倒せた。でも流石にこれは他の場所に移さないとダメだね……」
というかこれでも一応レベルは入るんだ……まあレベル差があるしね。
でもこれパワーレベリングなんだよなぁ……
◆世界観設定
『〔知識鑑定〕』
使用者が持っている『知識』等を使用し、鑑定する。
二つ以上の『知識』系スキルのレベルが十以上なら解放。
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【あとがき】
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