40.紙装甲!ペラッペラ!
普通にナギ君の装備の事忘れてた……
「そ、そういえば未だに初心者装備だった……」
何で気づかなかったんだ!?
……まあ別に今まで装備が必要だったかって言われると……という感じはする。
すると姉さんが声をかける。
「本当は私が作ってあげたいんだけど……きっとナギは金属装備と言うより布装備なんだよねぇ……」
「そういえば姉さんって魔法使いなのに鍛冶スキル取ってるんだよね」
普通は魔法威力などが上がる【魔法】と力だったり物理威力が上がる【物理】は相容れない……というより能力値が分散されて器用貧乏だ、って言われている筈なんだけどなぁ。……というかその構成で与ダメージランキング取れたの!?す、凄い……
「じゃあ私たちのいつも利用させて貰ってる人に頼んでみましょう!」
すももさんがそう言う。
それに賛同するように、朔さんも口を開く。
「た、確かにあの人は色々出来るし良いかも知れません……」
なるほど?いつも頼んでいる職人とな。一体どんな人なんだろう。少し気になる!
「じゃあ一回戻って装備買いに行こう!」
「そうですね!」
「さ、賛成です……」
「僕も気になります!」
と、言うわけで来ました露店広場!
……では無く、街の中のとある店だった。そこに居たのは……
「お、ユキちゃん達!イベントランキング受賞おめでとー!」
「ありがとう!」
「き、今日は装備が欲しくて……」
「装備?君たちの装備はもう最前線級よ?」
「私たちの仲間に装備を作って欲しいんです!」
「ほほう、それがその子かな?」
「そうです!この子の装備を作って欲しいんです!」
「久しぶりだね、ナギちゃん」
「お久しぶりです、ショコラさん」
そう、その人は今の僕のメイン火力を担っている『針』の見本となった物を買ったショコラさんだった。
「というか良く覚えてましたね……」
「まあ可愛かったし印象に残ってたんだよ」
「そ、そうですか……」
それは良かった良かった。
……うん。
「というかナギちゃんは初心者装備のままだったのね……」
「そうなんですよ!ショコラさん!ナギは装備を変えてないんですよ!紙装甲!ペラッペラ!」
「ははは……」
ショコラさんが呆れたように言うと、姉さんが剣幕を作って、すももさんは苦笑い。
「よーし!じゃあ全力で作っちゃうわよー!あ、装備の要望とかはある?」
「う~ん、どうすれば良いんですかね……」
僕は迷った。正直装備の見た目なんてある程度ちゃんとしてたら問題な―――
「問題大ありだよ!装備の見た目は大事!ここは私たちに任せて!」
「しれっと心読まれた!?」
「ふふん!妹の考えなどお見通しなのだよ!」
い、妹か……まあここで弟って言われても困るけど。というかいつの間に読心術を……
そういうと、姉さんたちは話し合いに入った。
……僕はこの間何をすれば良いんだ?
う~ん……そうだ!〔遠隔糸術〕の練習でもしていようかな!
◆世界観設定
『装備(防具)』
防具を装備できる箇所は上半身と下半身に三つづつ装備できる。
防具を装備することで防御力が上がったり、装備スキルを使えるようになったりする。
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【あとがき】
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