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宝物
君が見つけた宝物・・僕はそれが欲しくなった・・手荒な事はしたくないが手に入れるには奪うしかないだろう。彼の指に輝く大きな宝石・・絶対に手に入れたい!宝石から目が離せない僕は、じっと見つめ「エメラルドかな・・」「どうだろ・・」彼が日の光に透かして見上げる後ろは断崖絶壁・・僕は宝石を見上げながら、にじり寄ると「その指輪、僕にくれないかな・・」呟いた・・「いいよ!」「えっ!くれるの!ホントに?」「欲しいなら上げるよ!友達だし」と言って指輪を渡してくれた。「ありがとう!君は僕の親友だよ!」僕は満面の笑みで指輪をはめて「高く売れるかな・・」と聞いてみると「売るのは無理だと思うな・・」「どうして?」「だって拾った物だし、鑑定書も鑑別書も無いから盗品と思われたら面倒だろ・・警察に届けた方がいいかもね・・」「そっか・・」と応えたが、警察に届ける気もないし売る気もない。この指輪は、もう僕の物だ!誰にも触らせない!僕には、この指輪が凄い力を秘めているように思えてワクワクしながら、うっとりと眺めていた・・「やっぱ、返してくれる?」「いやだ!」
(終わり)




