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超短編集  作者: 正丸八光


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ゴミ以下

 千鳥足で居酒屋から出て行く課長を追い掛け、肩を貸すと「もう1軒行くぞー!」課長の上機嫌が俺に寄り掛かり、重みで2人揃って道端のゴミ袋の山に頭から突っ込んだ!「・・大丈夫ですか?課長・・」「平気!平気!」と言いながら課長は立ち上がり「ゴミの皆さん、ゴミんなさい!」とゴミ袋に向かって頭を下げる・・「やめてください課長・・バカ見たいですよ・・」「バカでいいんだよ・・」そう呟いてトボトボ歩き出し「世の中ってのはバカばっかりだから、バカにならないと・・」課長の背中から哀愁が滲み出ていた・・課長は一流大学出身だが、出世コースから外れ地方に飛ばされるのだ・・「課長!今日は、とことん課長のバカに付き合いますから!」笑顔を向けると「バカにすんじゃねぇー!」と俺を蹴飛ばし「お前の責任で飛ばされんだ!分かってんのか!」「すみません・・俺がバカばっかで・・」「ったく!」「ホントすみません・・部長から、バカばっかして課長を追い出せば、次の課長にしてやるって言われたもので・・すみません・・」課長は俺を睨み付け「なるほど・・やったじゃねぇか・・」「ありがとうございます!」「ほめてねぇよ!」


(終わり)


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