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超短編集  作者: 正丸八光


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作法

 何事にも決められた作法がある。それを知らないとカッコ悪いし、恥ずかしい思いや、誰かに迷惑をかけてしまう場合もあり、正しい作法で日々の生活をおくりたい。難しいように思えるが、難しい作法を覚える必要もなく、自分なりのルーティンを決めればいいだけの話で、大切なのは周りに気を使う事を心掛けたい。俺の場合、外出の時には必ず帽子を被り、サングラスとマスクをして道の端っこを歩く事にしている。そして誰かと顔を合わせた際には、1秒間フリーズしてから(うつむ)き、早歩きでその場を去るのが俺の作法だ。俺は、この作法を長年続けてきたし、これからも守って行くつもりだ。何のため?俺は不審者だからだよ!


(終わり)

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