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超短編集  作者: 正丸八光


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落とし穴

 生きて行く中で何度か落とし穴に落ちる事がある。誰かが掘った穴に落とされたり、自分で穴を掘り落ちて行く事も、浅い穴なら出るのも容易(たやす)いが暗く深い穴なら這い上がるのは大変だ。そこが穴の底とも限らない、更なる深みへと落ちて行き、見上げた空の小ささに登るのを諦めてしまう場合も・・誰かが助けてくれれば幸いだが、来なければ自分の力で這い上がるしかない。だが踏み外せば更なる深みへと落ち、負のスパイラルが待っているだろう。どこまでも落ち続け、奈落の底に落ちた場所が底無し沼だって事もある。あがいても、あがいても引きずり込まれ、そこから(のが)れる(すべ)はないだろう・・だから、もし落とし穴に落ちた場合は、焦らず一歩一歩慎重に出るよう心掛けよう・・「それで出れなかったら?」・・知らん!


(終わり)

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