表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
坂の上のりんご  作者: さくら れいな
16/24

.

「食事されました?」

「この辺で良く飲まれるんですか?」

だいたいこんな会話から入るのだが、私は違う。

みんながする会話ではつまらないし、何人もの女の子から同じ質問を繰り返され、

お客様も疲れるので私の場合は、先に女の子がいれば、

「あ~分かるぅ!アレよね、あの例のやつね」

と、話の内容も分からないのに、さも知ってるふりをすると、お客様もノリ良く、

「そうだよ、あれだよアレ、好きな人にはたまんないよなぁ」

「そうなんですよねー、私も好きなんですよ実は」

「おぉ、気が合うねぇ」

「ですね!なんだか仲良くできそう、フフ」

「おお、仲間が出来て嬉しいよって、何の話だ?」

「良く分かんない、ギャハハ」

「お前、面白いな。指名するよ」

となる。

お互いなんの話をしているか全く分からないが、楽しんでくれるのだ。

一番先に着いたときは

「あ~ごめん!待った?」

と席につくとお客様は驚きながらも

「なんだかおもしろい奴がきたな」

「あらぁ、ごめんなさい、私ったらもう2時間も待たせて本当にごめんなさい」

と頭を下げると、お客様は

「そんなに待ってねぇよ、今来たとこだよ、面白いな、あはは」

と喜んでくれ、楽しく帰ってくださる。

だが他の子が真似をしても、そういうキャラを作らないと、

お客様には怒られてしまうのだ。

私も怒られたことはある。

「お前、お客を馬鹿にしてんのか!」

と。

その時は、

「テヘッ、テーブル間違えちゃった」

と笑って席を抜けるのが一番いいのだ。

そしてこれで怒るような人は正直、気難しい人と思われ女の子に嫌われる人が多い。

こういう何気ない会話でも楽しませることで、

トップを走れたのではないかと思っている。

人と同じことをするのが個性ではなく、人と違うことを考え実践するから、

個性になり、人の記憶に残るのではないだろうか。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ