アメリカ合衆国本土初空襲3
ハ45のエンジン馬力を修正しました。
『サンフランシスコへの攻撃はまずは大日本帝国海軍連合艦隊機動艦隊空母航空隊の、流星艦上攻撃機による攻撃隊の爆撃から始まった。彗星艦上爆撃機と天山艦上攻撃機の両機種を統合し、石川島播磨重工業製排気タービン過給器エンジンのハ45を搭載した新型機であり、ハワイ諸島占領作戦時は実用化されたが大量生産体制が間に合わず実戦投入は叶わなかったが、ハワイ諸島占領以後続々と更新が進み機種転換訓練も完了し、実戦投入となった。
流星艦上攻撃機の最大の特徴は何と言っても、爆弾搭載量であった。何と流星艦上攻撃機は単発レシプロ機ながら、爆弾搭載量は3400キロもあったのだ。彗星艦上爆撃機と天山艦上攻撃機からは格段に向上し、この時点では常識外れの爆弾搭載量だった。何せ爆弾搭載量3400キロと言えば大日本帝国の戦略爆撃機が異常なだけで、他国が保有する戦略爆撃機の爆弾搭載量と同等か上回るものだったのだ。
それを単発レシプロ機ながら可能としたのが、石川島播磨重工業製排気タービン過給器エンジンのハ45を搭載した結果だった。最大馬力2930馬力を誇るハ45はレシプロエンジンの究極的存在であり、この規模のエンジンを開発し大量生産出来るのは大日本帝国だけであった。
その爆弾搭載量を誇る流星艦上攻撃機は、サンフランシスコにまさに厄災をもたらした。対地攻撃である為にそれぞれが1トン爆弾・500キロ爆弾・250キロ爆弾・50キロ噴進弾を、編隊毎にそれぞれ搭載していた。彗星艦上爆撃機と天山艦上攻撃機の両機種統合により、流星艦上攻撃機は雷撃・水平爆撃・急降下爆撃の全てが可能だったのである。
その為に流星艦上攻撃機のサンフランシスコに対する攻撃では、水平爆撃や急降下爆撃をそれぞれの編隊毎に行う光景が繰り広げられた。サンフランシスコは完全に無防備だった。何せハワイ諸島が陥落したとはいえ、遥々西海岸まで直接攻撃して来るとは思わなかったのだ。その為に航空隊のみの配備で、陸軍の防空隊は配備していなかった。
流星艦上攻撃機隊の情け容赦無い対地攻撃は、サンフランシスコを地獄絵図とした。だが攻撃はまだまだ続きサンフランシスコ上空は、大日本帝国陸海軍航空機のみが埋め尽くしていた。そして重陸上攻撃機深山・重爆撃機連山がサンフランシスコへの爆撃を開始したのである。』
小森菜子著
『帝國の聖戦回顧録』より一部抜粋




