第5話 初めてのドロップアイテム
更にGの気持ち悪い表現があるので苦手な方は克服のチャンスです。無理ですよね。気をつけて見てください。1階層は虫のエリアなので気をつけてください。
吉はダンジョンのゴキブリ...いやGのいたところまで戻ってきていた。
「おりゃ!潰れろ!」
吉は金木さんから買った打武器を使ってGを叩き潰していた。
そこは地獄絵図だった。ダンジョンに吸収されるとはいえ、打武器からは潰した時の感覚が手に残り、周りにGの汁の飛沫が飛んでいた。
吉はメンタルをやられながら最低限のGを退治しつつ奥へと進んでいった。
Gを倒した時に1体だけスキルブックを落とした個体がいた。
すぐに拾い、アイテムボックスの中に入れた。
もうGは見たくないと次の虫のエリアまで走ってその先へと進んで行った。
【――】
頭の中で音がしたような気がしたが、何も考えれていなかった。
次のエリアの虫はゴールデンレトリバーの大きさの蜂であった。
「あれよりはましだな。」
打武器をアイテムボックスへと入れ、短剣を取り出した。
吉は蜂を切りつけて倒していき、奥へと進んでいった。
「あれ?なんか身体が軽い。もしかしてレベルが上がったのか?」
吉は今のエリアの蜂を全て片付けると自分のステータスを確認する。
――――――
多賀 吉 (たが はじめ)
レベル 1→2
体力 5→8
魔力 3→6
知力 7→11
脚力 9→15
運 100→100
スキル 虫特攻 虫耐性 スキルアップ アイテムボックス(容量10㎥)
称号 虫に好かれしもの
――――――
「やっぱりレベルが上がってるな。って虫に好かれしものってなんだ!!うれしくないよ!」
称号には特に効果はなく、ダンジョンの神?とやらに授けられているとかいないとか。
吉はステータスを確認し終えると蜂を片付けながらダンジョンの奥へと進んでいく。
すると女王蜂と出くわした。
「でか!取り巻きの蜂よりでかいな。ん?なんか怒ってる?」
どうやらエリアの蜂を残らず倒したせいで女王蜂を怒らせたようだった。
「悪かったよ。だけどさ、君も倒させてもらうよ。」
吉は女王蜂に一撃を入れた。
しかし、さすがに一撃でやられることはなかった。
「さすが女王の名をもつだけはあるね。」
スキルの虫特攻のお陰で渡りあうことができている。
何回か切りつけているが倒れる様子はない。
「なら、スキルブックにかけるしかない。」
吉はアイテムボックスから今までに倒した敵のスキルブックを取り出す。その数は2個。1つは例のやつ。もう1つは蜂のドロップしたもの。
【スキル 必要経験値減少(微小)を獲得】
【スキルアップの効果により、必要経験値減少(微小)を1段階進化させます。必要経験値上昇(小)を獲得】
「ちがう。これじゃない。」
【スキル 腕力上昇(微小)】
【スキルアップの効果により、腕力上昇(微小)を1段階進化させます。腕力上昇(小)を獲得】
「きたぜ!腕力上昇!」
そして、吉は女王蜂を腕力上昇のスキルを使い、思いきり切りつけた。
女王蜂の首は地面に転がりすぐにダンジョンに吸収された。
その直後、なにかがカランと音をたてた。
「ふぅ。勝てた!」
吉は女王蜂を倒すと地面に倒れこんだ。
「やっぱ楽しいな、ダンジョンは。っと忘れるとこだった。なんかドロップしたよな。」
女王蜂からドロップしたのは2つだった。
1つはいつものスキルブック。ピンセットなしで開けれるサイズだ。
もう1つは蜂蜜だった。
「いわゆるドロップアイテムってやつか。ダンジョン協会にもっていかないと。」
ダンジョン協会とはシーカーでいられる保証をしてくれる協会だ。ルールを破ればダンジョンに潜れなくなる。
ダンジョン協会はスキルブックは外に持ち出すのを許可しているが、それ以外の魔物のドロップアイテムは協会に提出しないといけない。提出後に返してくれるものもある。
「はやく行かないと!ていうか今何時だ?ってもうすぐ3時間経つ!急いで戻らないと!」
吉はボートのおじさんのところへ急いで延長料金を支払い、陸へ戻してもらった。そして、自転車の駐車場の近くのダンジョン協会へと向かった。




