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回想。一つの地獄
夢を見た。
小さかった頃の夢を見た。
僕は、苛められっ子だった。
意思薄弱で弱虫だった僕は、格好の苛めの対象だった。
夢の中ではトイレで上級生たちに苛められていた。
まだ低学年で身長だって同年代の平均しかない僕を最上級生達が取り囲んで、便器ブラシで殴ったり、頭から水をぶっかけたり、好き放題されて、耐えていた。
その時、愚かな僕は、自分を憐れんでいた。
なんて可哀想な僕というやつである。
愚かなことであったと今になっては思う。
たっぷり時間が過ぎて、漸く地獄は過ぎ去り僕は自由の身になった。
そう、目が覚めたのである。
目が覚めた先が地獄ではなかった分けではないのだけれど。
始まります。




