手合わせ
ちょっと過ぎちゃった。
デイダラとテンゼンがしばらく家にいることが発表された朝一番喜んだのはルイだった。
間接的にリュウキが家に残るからである。
「母上喜びすぎですよ」
「それは嬉しいに決まってるわ!リュウキもジンも家にいてくださるんだもの」
「兄さん早く行こうよ!」
リュウキはジンを急かす。
(今日から始まる修行にテンションが上がってるな、まぁでもすぐに心を一回へし折られるだろうけど)
ジンは経験則からリュウキに生暖かい視線を送る。
「では、母上行ってきます」
「行ってきます!!」
「二人とも怪我には気をつけてね」
ルイはニコニコで二人を見送るのだった。
ジンとリュウキが家の庭に設けられた修練場にいくと二人以外の参加者はもう出揃っていた。
ジゲンにデイダラ、テンゼンさらにはオウカも準備をしていた。
「姉さんも修行をつけてもらうの?」
「私は父様に修行をしてもらうのよ、それとテンゼンさんと兄様の立ち会いがあるって聞いて見にきたのもあるわ」
「兄さんとテンゼンさんが?」
リュウキは初耳なこと聞いてデイダラに視線を向ける。
「ごめんごめん、リュウ君にはまだ伝えてなかったね、烈刃流を教えるにあたってまずはテンゼンの太刀筋なんかを見てもらおうと思ってね。ついでにテンゼンはジン君と剣を交えてお互い刺激になってくれればってね。迷惑だったかい?」
デイダラはジンに確認をとっていなかったためジンに視線を送る。
「俺はかまいませんよ」
ジンはデイダラ達がいるならいつかテンゼンと手合わせをしたいと思っていたので早めに叶って喜んでいるくらいだった。
「そうかい、なら準備が出来次第初めてくれ」
「はい、よろしくお願いしますテンゼンさん」
「よろしく、お互い二門だからね、手加減なしでいくよ?」
「望む所です、前とは違いますよ?」
「ふふふ、楽しみだね」
ジンとテンゼンがお互い笑い合うが目がマジだった。
ジンとテンゼンが含み笑いの応酬をしている横でリュウキは先程よりもテンションが高くなっている。
ジンが強いのは知っているが自分など本気を見せてもらったことがない初めて兄の本気を見れるため先程よりもワクワクしていた。
そんなリュウキにデイダラが話しかける。
「さて、リュウ君今日はまずテンゼンとジン君の手合わせを見て座学の時間だ」
「座学ですか?」
急に話かけられたそれも今からやる手合わせを座学と言うデイダラにリュウキは首を傾げる。
「まぁ始まればわかるけどテンゼンの太刀筋をみて俺っちが解説する、だから座学なんだよん」
「なるほど」
リュウキは納得したように頷くが正直ピンとはきていなかった。
「まぁまず二人の太刀筋が見えればってところからだけど」
ボソッと言ったデイダラの言葉はリュウキには届かなかった。
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次は結構長めにしたいです。




