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「山椒摘み」

「いいですか? 芽を取ってくるんですよ」

「はい、マスター!」

「分かっておる」


 いや、貴女が一番心配なんですけどと笑顔のズィークとどや顔の彼女にザルを渡す。

 一時間後、集合した私を待っていたのは目を覆ったズィークとザルが見えなくなるほど枝を乗せた彼女。枝ごと持ってきたらしい。


「……何やってるんですか」

「ふん、ちまちま採るなぞ妾に相応しくないわ!」

「……」


 家の山椒の木だからいいけど。

 とりあえず彼女は叱った。

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