前へ目次 次へ 39/118 「黄金の指輪」 「端女、これを貴様にくれてやろう」 そう言って彼女が神域庫から取り出したのは金色の指輪だった。 「はぁ、ありがとうご重っ!?」 普通の指輪にしか見えないのに、何故かダンベル程の重さのある金色。目を白黒させる私に、彼女は胸を張る。 「黄金を圧縮したものよな。人間でいう金の延棒15本分の価値」 「お返しします」 「何だと! 妾の気に入りが受け取れぬと申すか!」 「私はこれよりキス1つの方が嬉しいです」 彼女は撃沈した。