前へ目次 次へ PR 30/118 「青空昼食」 裏庭には果樹がたくさんある。さくらんぼに杏、かりんなど様々で今はその花が咲き乱れているため、昼食がてら花見をしている。 「おぉ、杏があるではないか! 干し杏は好物ぞ!」 「実ったら干し杏いっぱい作りましょうか」 「マスター、そんな。暗黒神に気をつかわなくて」 「果実ならズィークも好きでしょう?」 「っ! はい!」 「……扱いやすい奴よなぁ」 「何か言ったか暗黒神」 「何も?」 くっと喉奥で笑う彼女に、苦笑した私だった。