前へ目次 次へ 2/118 「恋」 出会いは最悪。 仕事をしていた私を、気晴らしにと邪魔したのが彼女。思わず右頬を殴った私に。 「妾を殴るとは良い度胸」 「神は言った。右頬を殴られたら左も差し出せと」 「嘘であろう?」 これが初めての会話だった。今思い出しても酷いが。 そしてそれから度々現れ邪魔をされ苛立った私が。 「何故そんなに私の邪魔をするんです? 私のこと好きなんですか」 と尋ねたら。 「な、あ! ふ、不敬であるぞ!」 顔を赤くした彼女に恋を知った。