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━━15━━

帰宅後、ちゃっちゃと昼飯を作ってからエアオンにログインする準備をする。


エアコンもつけたしこれでいいかな。はぁ、最悪の展開にならなければいいんだけどな


そんなことを切実に願いながらライドを起動させてきょうもログインする。


ログインの時の浮遊感が収まったのを感じてからいつもよりもなんか重いまぶたを持ち上げる。


とりあえずレカさんの露店を探してから話をしなくちゃ


露店の場所が分からないのでレカさんにメッセージを送って確認しようと思いメニューを開くとレカさんからメッセージが届いていた。


あ、レカさんもやっぱりポーションの事気づいちゃったのかな


メッセージには昨日、私が露店開いてた場所に来て、とだけ書かれていてなにもしていないのにこの有無を言わせないようなメッセージにまだ会ってないのに気が重くなる。


おそるおそる昨日露店があった場所に行くとレカさんは昨日と同じように露店を開いていた。


「こんにちはレカさん。メッセージ見ましたよ。やっぱりポーションの事ですか?」


俺は重い気持ちを悟られないように昨日と同じような調子で話しかけてみる。


「やあ、アカツキ君。やっぱり君も気づいていたかな。とりあえずここじゃなんだから、βテストの時に見つけた美味しいカフェに行かない?」


「へー、カフェなんてあるんですか」


「うん!きっとアカツキ君もびっくりするよ!」


「びっくり...ですか」


そう言いながらレカさんはメニューを操作して露店の商品を片付けていく。


「よし、それじゃあ行こっか」


「そのカフェってどの辺にあるんですか?」


「ここから少し東?の方にいったところにあるよ。遠くないからすぐつくと思うよ」


なんで東の部分が疑問形なのかは気になるがレカさんが歩きだしたので俺もそれについていく。


レカさんはマップを開いてるのかウィンドウを見るような動きをして進む道を選んでいる。


あー此処ってどこだろう。さっきからレカさんは迷わず進んでるけど本当にこの先にカフェなんてあるのかな?


今、俺とレカさんが進んでいるところはいわゆる路地裏というところで進むにつれてどんどん細く狭くなっていく。するとレカさんが急に立ち止まった。


「さぁ、着いたここがそのカフェだよ」


よく見るとこの先は行き止まりになっていて、そこには今まで見た来たのとなんら変わらないドアがあるだけだった。


「えっと、ここって本当にそのカフェで合ってるんですか?」


「うん、やっぱりアカツキ君もそう思うよね?私も初めて入った時はびっくりしちゃったよ」


レカさんがドアを開けて入ったので俺も続けて入るとそこは落ち着いた雰囲気でカウンターでは渋そうなマスターがカップを磨いていた。


レカさんがカウンターの席に座ったので俺はそのとなりに座ることにする


「久しぶりマスター。いつものココア頂戴」


「かしこまりました。そちらの方は何をご注文しますか?」


「じゃあ、俺もそのココアでお願いします」


「分かりました。それではゆっくりしていって下さい」


声もまた渋いマスターはそう言い残してココア用意するためかカウンターを離れた。


するとレカさんがインベントリから昨日俺が売ったであろうポーションを出す。


「さて、それじゃあいくつか質問があるんだけどいいかな?」


やばい、なんと言うかオーラが変わったというか雰囲気が変わったというか。これはたぶん商売事の時の目だ


「はい、答えられる範囲ならいいですよ」


「まず、昨日私が買ったこれはアカツキ君が作ったポーションで間違いないよね?」


「はい、俺が作りました」


「次に、それは何らかの生産系のスキルで作ったのかな?」


「調薬スキルで作りました」


「それじゃ最後、そのスキルはどうやれば取れるか分かる?」


「はっきりとは分からないですけど薬屋の人に教えてもらったら取れるようになってました」


するとレカさんは顎に手を当てて何かを考えだした。


あー、あの顔は絶対金の亡者のそれだけどカフェで一人顎に手を当てて考えてるレカさん意外と絵になるな。


するとレカさんがこっちに顔を向けてじーっと俺を見て眉をひそめた。


「さっき、何か変なこと考えてなかった?」


おっと、この人は金の亡者だけでなく読心術も使えるらしい


そんなことを考えるとマスターがココアを運んで来てくれたので一口飲んでみる。


「うわ!このココアめっちゃ美味しい!」


「そうでしょ!じゃなくてさ、この情報を掲示板にのせてもいいかな?」


「掲示板...ですか」


「うん、のせた方がたぶんアカツキ君の今後のゲームに支障が出ないしポーション不足の問題も解消できて一石二鳥なんだよね」


「確かに考えてみればそうですね。はい、掲示板にのせてもかまいませんよ」


「ほんとっ!?それじゃあ私が上げてもいいかな?」


「それでは、お願いします」


そこからはレカさんのβテストの時の話を聞いたりしてとても楽しかった。


「今日は時間取らせてごめんね、また何かあったらメッセージしてくれればいいから」


レカさんはこのまま此処で書き込むのか残るようなので俺は先にマスターに代金を払って店を出る。


「ごちそうさまでした~」


「また、いらしてください」


場所を忘れないようにマップにポイントをつけておく。


さて、これから何をしようかな?




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