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台風でやることもないため、1話書きました
皆さんも注意を怠らず、気を付けましょう
「私の……きおく?」
「そうだよ、あなたの記憶、咲姫としての記憶」
え?どういうこと?
なんで、私の記憶を持ってるの?
「訳が分からないって顔してるね」
ううん、動揺してても仕方がない。
頭を、使うんだ。
「…あなたはわたし、咲姫の記憶を持っているのよね?」
「そうだよ、信じられない?」
いや、今さらそこは疑っても意味はないと思う。
いままでの言葉や、行動にも納得が付くようになるし。
でも、問題があるとすれば
「どこまで」
「え?」
「どこまであなたは咲姫の記憶を持っているの?」
そう、問題はそこ。
私自身も覚えている記憶は少ない。
なら、記憶を持っていたとしても、それは限られているはず。
だから『どこまで』覚えているのかが問題になる。
「どこまで、かぁ」
もし、私と大して変わらないくらいの記憶しか持ってないなら、脅されたとしても怖くない。
むしろ、私がどこまで覚えているかも知らないだろうから、うまくいけば知っていることを洗いざらいしゃべらせることもできるかもしれない。
「ん~、じゃあ、全部持ってるって言ったらどうする?」
「……え?」
口と目を弧にして笑う鈴華、その瞳に映っているのは口をポカーンと開けた誰か。
ああ、なんだ、わたしか。
「っ、どういう、こと」
一瞬止まったかのように思った心臓のせいか、声がかすれる。
鈴華からの返事はなく、余裕を含んだ笑みをうかべてこちらを眺めているだけ。
あふれかえる怒りと驚愕に、視界が赤く染まる。
「っっ!!!どういう!!こと!?答えて!!!」
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