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第1章 二人の俺

2話目‼

「蕾」の読み方は「つぼみ」じゃなくて「らい」なので要注意です‼

「ふわぁぁぁぁぁ」

 教室であくびをしてしまった。なぜこんなに眠いのかというと…

また、あの夢を見たからだ。親父に殺される夢だ。俺は、今、普通の中学校に通っている。だが、あと一週間後くらいには、少し特殊な学校に通う。炎のことを学ぶ学校だ。親父が死ぬ前、一度、炎を操るものの情報を持っていた。本当にいるのかも知らない。本当に親父が言ったことが正しいことかもわからないけど、「炎々中学校」のことについて俺の親父は、調べていた。そのことがまずかったから、詐欺師に頼んで金を奪い取らせて、精神的なダメージで自殺に追い込んだのかもしれない…それに、五千万だけで、諦める親父じゃない。

これがあってるなら、炎々中学校に俺の親父の敵になる人物もいるかもしれない。だから、行ってみることにした。

俺の名前は、黒川 連だが、名前を変えて学校に入学してみることにする。

一週間後には、「黒澤連」だ。

「連、眠そうだね?」

「愛奈には関係ない。」

「何?どっか行くの?」

「なぜそうなる?」

あいにく俺は今何持っていない。ただ、自分の席で学校から帰る用意をしているだけだ。一週間もすれば、転校なのでどこかに行くには行くが、愛奈には言う気はないし、学校の奴らにも言う気はない。明日から、今の俺、黒川は体調不良で休みになる。

「旅行の準備とかで、夜遅かったのかと思った。」

「どこにも行かないよ。」

「よく言うよ。最近よく出かけてるくせに。」

「お前は俺のお母さんか?」

「まぁ、そんなとこかなぁ~」

「冗談はやめておけ。」

こんな冗談を愛奈といえるのももう最後だ。

「帰るぞ。」

「はいはい。」

明日の早朝に出発する俺は、家に帰っても、いつも通りの行動をする。夕飯を作って、愛奈と愛奈の家族と食べて、一人で風呂に入って、部屋に戻って…

俺は、愛奈の親には、転校すると言っているものの愛奈には家を明日の早朝に出ることも言っていない。愛奈の親には愛奈に言わないように言っておいた。愛奈にも、愛奈の家族にも迷惑をかけるわけにはいかない。

ほんとはいない予定の人物だ。今更いなくなっても、不自然ではないだろう。

もう朝の三時だ。一昨日用意したスーツケースを持って、この家を出る時間だ。

「じゃあな、愛奈、ずっと楽しかったよ。」

何故だろう。ものすごく寂しい。

まだ月がのぼっている。

心や愛は生きる邪魔をするだけだ。そう、ずっと思ってきた。だけど、俺は、いつの間にか愛奈や愛奈の家族が大好きになっていたんだな。

だからこそ、行かなくちゃならない。黒を消す旅だ。真っ黒に染まった心を消す戦いだ。

「なぁ(らい)。」

 蕾それは、俺のもう一つの顔。俺の中にはいつも小さい頃から、もう一人の、俺「(らい)」がいた。

わかりやすく言えば、俺は、二重人格だ。ところどころの記憶がない。たぶん、蕾が時々出てきているのだろう。

「逆に出てきちゃダメか?」

俺が一人の時は、時々喋りかけて来てくれる。

「ダメじゃねぇけどな…」

「今から始まるのは、俺たちの旅だ。戦いだ。お前だけの物じゃねぇ。」

 蕾は意外とやる気のようだ。

「いいじゃん。やってやるよ。」

 ここからだ。俺たちの戦いは、全部、真相を突き止めるんだ。

   ***

新しい部屋についた。学校からは徒歩で三十分程の場所だ。

朝三時から出た分、余裕で朝の五時についた。一時間の休憩タイムだ。

「朝、早かったからな…マジで眠い。あぁ死ぬ。」

目が覚めたら、部屋の片づけだ。

一時間の休憩タイム…そう思っていたが、起きたのは朝の七時だ。

「はい。しっかり二時間。」

今日が初日の登校日じゃなくてよかったと思う。

 おなかがすいたので朝ご飯を買いに行こうと思う。家から徒歩十分でコンビニだ。

なかなかいい物件を見つけたと思う。

「案外、俺天才かもな…」

「連が、天才だったら今私に見つかってないだろうね。」

 見間違いだろうか…目の前に愛奈がいる気がする…目をこすっても目の前にいるのは愛奈だった。

「え~」

「え~じゃない。」

 どうやら、俺がいないことに気が付いて親に自白させて急いできたらしい。

「何しに来たんだよ。」

「えっ」

「ここまで来て何しに来たのか聞いてるんだよ。」

「何って連れ戻しに…」

俺は今、会話は蕾に任せている。愛奈を巻き込むわけにはいかない。無理やりにでも引き離すしかないんだ。

「お前俺の何なんだよ。家族でもない。恋人でもない。ただの幼馴染。」

「そうだよ。幼馴染だよ…幼馴染だから‼心配だから来たんだよ‼」

「余計なお世話だ。帰れ。」

蕾に会話を任せる俺だが、おなかがすいてきた…起きてザッと四時間。朝三時からだもんな。

「私は、連の幼馴染。それはわかってる。でも、連がやろうとしてるのは、復讐でしょ?復讐は、一瞬の勝利の味わいと永遠の孤独を約束してくれる。永遠の孤独…そんなの欲しいの?」

「俺が欲しいのは、真実だ。人を殺す気もないし、お前に迷惑かける気もない。」

「迷惑だよ‼今まで一緒に生活していた友達が…幼馴染がつらい橋に渡ろうとしてる。こっちは、夜しか寝ることしかできないじゃん‼」

「えっ」

 夜しか寝れないって…いつも昼寝してる愛奈を見てきたから思うが、だいぶ健康的な生活になると思う。

「じゃあいいことじゃねぇか。じゃあな…」

さてと、朝ご飯。朝ご飯…おなかが減っては力が出ない。


愛奈と連。どうなる⁉次の2章に期待‼

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