第0章 不純物
これは私が初めて投稿したものです。
まずは第0章。よろしくお願いします!
愛よりいらないものはない。愛は人間を全て動かしてゆく。信頼も力もお金も全て。
愛なんて生きる邪魔をするものだ。気付けば心が壊れてゆく。こんなことを思ったのはいつからだろうか。
たぶん俺が小学五年生のころだ。俺の親父は、どっかで愛人を作って浮気して、金を奪い取られた。
俺の人生はたった一つの恋愛感情で潰されたんだ。
親父は、色々な所から借金をしていた。その額、五千万。家族ではずっと揉め事ばかり、母親と親父はずっと喧嘩して、俺はそんな喧嘩している声を聴いて家に帰るのがだんだん遅くなっていた。
そんなある日だ。ふと、家に帰ると誰の声もしていなかった。まるで誰もいないかのように。
リビングに兄と母が血を流して倒れていたのを見た俺は
「何してんだよ‼早く‼警察と救急車‼」
俺は、リビング椅子に呆然と座り込んでいた親父に言った。
だが、親父の心はもう俺の声なんて響かないところにいて、
「ごめんな…こんなダメな父親で…」
親父の手には血のついたナイフを持っていた。俺は、そのナイフを見て、すべてを悟った。
『あぁ親父がやったんだ。』と…そして俺は、親父に刺され倒れ、親父もすぐに自分を刺して倒れていった。
救急車で運ばれ、俺だけ、一命を取りとめた。家族の中で残ったのは、俺だけだ。
あれから四年の月日がたった今でもあの時のことは、鮮明に覚えている。人の脳は、驚いた時ほど記憶に残りやすいらしい。だからこの記憶とは一生付き合うことになるだろう。
今は幼馴染の家に住ませてもらっている。友達には住所も家も教えられないけど、住ませてもらってありがとうしかない。
幼馴染の名前は、白咲 愛奈。
愛奈の父親と俺の親父は、高校からの友達だったらしい。それで、俺が幼いころから愛奈とよく遊んでいたので愛奈の家の中にいてもさほど違和感はなかった。逆に、安心した。
できれば、ぜひ‼引き続き読んでください




