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RoughJewel ──ラフジュエル──  作者: norn
第二章 〜仲間〜

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出発


※この章(次のエピソード)から攻略対象ごとに選択肢が分岐します。

会話の内容が変化するため、目次から好きな選択肢のシナリオに飛んでください。

なお、今後選択肢の分岐がある場合は後書きの方に選択肢を記入します。




 


 ────翌日。

 ルデンの言う通り、シェナは約束通り集合場所にいた。


(しかも私が着いた時にはもう居たし、少なくとも10分前行動……意外と真面目なのかしら)


「みんな、揃ったね」


「ふわぁ〜眠い」


 セシアンの欠伸(あくび)につられて、私もこっそり小さく欠伸をする。


「言うほど早くないだろ、だらしないぞ」


 …………セシアンのせいで、私までラルドに怒られた気分になった。


「あ〜あ、今日はご令嬢たちとデートの約束してたんだけどなぁ」


「とっとと終わらせて帰ればいいだろう」


 呆れたラルドに対し、間髪入れずにセシアンが反論する。


「いや往復どれだけかかると思ってんの! ……てか、屋敷までのルートは昨日決めたけど、どうやって行くかまでは決めてなかったよな? 結構距離あるけどどーすんの? 歩く?」


 歩けない距離ではないが、それだと到着は夕方になってしまうだろう。


「歩くより馬の方がリスクは少ねぇ」


 珍しく口を開いたシェナに驚きつつも、ラルドはシェナの意見に頷いた。


「……確かに。道中いちいち魔物の相手をするわけにはいかないからな。森を駆け抜けられる馬の方がいいだろう」


(え、馬……乗れるかしら…………)


 私の心配を他所に、ルデンが「そうだ、」と何かを思い出したかのように胸ポケットに手を入れた。


「それなんだけど、理事長が森の中までの転移石(てんいせき)を貸してくださったんだ」


「え!? そんな高価なモン貸してくれたの!? オレ使うの初めてだわ……」


 転移石とは、高級魔法道具の1つ。

 魔力を帯びた特別な石に、術者が定めた座標を記憶させることにより、特定の場所から場所へと一瞬でワープすることができるものだ。

 とても便利なものではあるが、転移のような上級魔法を付与できる石は希少なので、滅多にお目にかかれるようなものではないのだ。


「もともと校外実習のために昔使用していた物のようで、例の屋敷と直通ってわけじゃないんだ。だから、屋敷の近くまで転移石で移動し、残りの距離を徒歩で移動という形にしようと思う。それでいいかな?」


 ルデンの提案に皆が頷いた。

 ルデンが手に持つ転移石を中心に、身を寄せ合う。

 全員が魔法発動圏内に入ったのを確認し、ルデンは転移石を起動させた。


 ───瞬間、辺りは青白い光に包まれる。

 けれどそれも一瞬で。

 ぼやけた視界が、段々とクリアになっていった。


「!」


 瞬きを数回繰り返すと、さっきまで見ていた景色はガラリと変わっていた。


「皆さん、大丈夫ですか?」


 そう声をかけたのはレドだろうか。


「……っ」


 シェナは(ひたい)を押さえながらプルプルッと頭を振った。


「実際体験したのは初めてだ……。やはりすごいな……」


「ホントに森だー。うぷ……すげー目ぇ回る〜」


 ラルド、セシアンも眉間に(しわ)を寄せている。


(う……確かに……。脳がまだ状況を処理できていない感じ……)


 一歩足を踏み出そうとするとフラッとよろけてしまう。


 よろけた私を支えたのは────






【選択肢】

ルデン

レド

セシアン

ラルド

シェナ





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