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二章目完結です。
「そうですね。あちらの治療も終わった様ですし」
アクセルの言葉に、メルヴィンはそう言ってテントの方向を指さす。
それにつられるようにしてアクセルと幼女が視線を向ければ、傷病者用のテントの前でエリザが彼らに向かって手を振っていた。
「僕はアルヘイム様にへの報告と、グントラム達の様子を見てきます。あの距離ならば半日、遅くても一日あれば此方と合流出来るはずですが、念のため・・・」
「分かった。じゃぁ俺はこの子をエリザに預けたら此処の手伝いでもしてようかなぁ?メル君のことだし、第二小隊連れてきてるんでしょ?」
「駄目です。アクセル殿は暫く安静に!傷は治せても、失った血は魔法では戻せません。第二小隊はポルク殿に預けてありますので、ご心配なく。貴方はその『子猫ちゃん』の相手をしていてあげて下さい。グントラムにも言われているでしょう?」
溜息混じりにメルヴィンがそう言えば、アクセルは諦めたように苦笑した。
「っていうか・・・オレ、子供の相手の仕方ってわかんないんだけど~?」




