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(完結)良いことをすると、それに応じて現金が手に入るスキルを貰ったよ

「お姉ちゃん、ありがとう」

転んで膝を擦りむいた男の子の手当てをしたら、お礼を言われた。
私は“どういたしまして”と言って、男の子を見送る。

耳元では『チャリーン』と、コインが落ちた音が響く。

「今日も良いことができたわ」
ほくそ笑む私は、カバンを確認した。

「わあ、1シルバーも入ってる。女神様、ありがとうございます」
手を合わせて感謝する私。

モンタナ・グランディーバが、私の名前だった。
一応、有力な伯爵令嬢の長女になるらしい。
けれど政略結婚で結ばれた両親は、私が産まれた後はそれぞれ愛人と暮らしていて、本邸にはほとんど戻ってこない。

母には愛人との子供がいるし、父にも愛人との子供がいる。
二人の契約で、産まれた子供達は全員グランディーバ家で引き取り、母の子は実子で父の子は養子で育てることにしたらしい。

暫く振りで母に合った4才の私は、母に縋りついて突き飛ばされた時に気絶して女神様にあった。

「お前は前世で両親が早く死んでしまい、奉公先で苦労した。だから今度は、お金に不自由しないように采配したのに。なんて可哀想に」

親切そうに私の前世を語る女神様。
どうやら以前の私は、奉公先で働いても給金も殆ど貰えず、そこの旦那様に妾の扱いをされ、奥様に刺されて死んだらしい。

なるほどと、思い出した。
4歳だった私の精神は、既に前世の記憶を辿り大人の思考になっていた。
生母の自分への暗殺計画を知ったことで、女神様と相談し私は表向きそのまま死んだことにして貰うことにした。

女神様の権能で、今世では仕事に見合った報酬と善行が、お金としてカバンに入ることにして貰い、旅に出ることになったのだった。


その後のことを、今後付け足すかもしれません。
たくさん貯まった、お金の使い道を書いていないので。
(*^^*)
3/30 日間ハイファンタジー(完結済)94位でした。
ありがとうございます(*^^*)

4/10 7時 誤字報告ありがとうございました。
大変助かります(*^^*)
日間ハイファンタジー(完結済)71位でした。
ありがとうございます(*^^*)

4/12 10時 日間ハイファンタジー(完結済)58位でした。
ありがとうございます(*^^*)
不幸すぎてスキルを貰った
2024/03/28 19:51
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