7歳になりました!
はい!私、ライミーナ·ライラックは今日で7歳となりました!
そして…今日がストーリー通りならば、王太子と初対面の日になります。
「お父様!王太子殿下も来るのですか?」
「そうだよ?そんなこと今更聞いてどうするんだい?」
「なっ何でもないのです…」
「ん?もしかして、緊張してる?大丈夫だよライラ、ライラはすごい可愛いから、王太子も優しくしてくれるはずさ!」
……お父様、そうじゃないんですよ…。
これが今朝の出来事。やっぱり王太子は来てしまうのね…。
確か、ゲームでの王太子とライラの出会いh…「ライラ!」
はいっ来ました!次男の登場です!もう、本当に私の思考を遮ってきますね!お約束の展開になって来ました
「ライラ」
おっと!よく見ればウェスタお兄様もいらっしゃるではないですか!
「ウェスタお兄様!」
私はサイラスよりウェスタお兄様の方へ抱きつきに行きました。
「えっ!俺は!?」
ウザイから行きません!
「お兄様はうるさいのでイヤですわ!」
「え〜!ライラぁ〜」
「で、ご用件はなんですか?」
「ああ、それはね、パーティー中は私達から離れてはいけないよって言いに来たんだ」
「?なんですか?」
「え?だって、私達の可愛い可愛いライラを一人にしたら、害虫が寄ってくるじゃないか」
「が、害虫って…」
あら?ウェスタお兄様が毒舌になっていらっしゃるわ?(笑)
「まだライラは婚約者も決まってないし、だから一人になると危険だからね!絶対兄様達から離れてはいけないよ?」
「分かりましたわ!」
「お嬢様〜!準備をし始めますよ〜!」
「はーい!」