ライラの誕生
ライラ誕生時のお話です
「旦那様!大変です!!予定よりも早い出産になるそうです!先程破水したと連絡が!」
「なんだと!?すぐに帰るぞ!ガイゼントいいよな!」
「もちろんじゃ!すぐに帰れ!」
「…カリーナ…無事を祈っとるよ。」
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「カリーナの状態は!?」
「体力の消耗が凄まじいです。あと半刻で産まれなければどちらかの命が危うい状況です」
「貴方…ごめんなさい、私の体調管理ができていないために…」
そう。カリーナは病弱なわけではない。運悪く国内で流行った病に一週間前にかかっていたのだ。胎内の赤子には影響のない病気だったが、カリーナはまだ本調子に戻っていないためにこのような状況が生まれてしまった。
「カリーナのせいじゃないぞ…先の病は人口の60%の人がかかったのだから。俺は子供も君も死なせたくない!どうにか…どうにか頑張ってくれ…!」
それから1時間…
「オギャー!オギャー!オギャー!」
「奥様!旦那様!産まれました!」
「なんと!二人とも生きているじゃないか!良かった…」
「あ…なた…ごめんなさい、私、は…限界みたい。」
「そんな…!嘘だろう…?」
医者を思わず見るが、首を横に振られた。
「子供を…抱かせて…もう、あと少ししか時間はないの…あなたが…一昨日やっと決めた、名前を呼ばせて…」
「この子の名前は…ライミーナ…ライミーナだよカリーナ」
ヴィントの腕から赤子がカリーナの手に渡る。
「ああ、ライミーナ…わたしの、かわいい子…あなたの成長が見られなくて残念だわ…ごめんなさい…チュッ」
「「お母様!」」
「ウェスタ、サイラス…ごめんなさいね…二人とも、この子をよろしくね…みんな…愛しているわ…」
ガイゼントは王様の名前です。




