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婚約者候補…?

「ライラ!僕のお嫁さんにならない?」

へ…?

突然そう言ってきたのは、私の従兄(いとこ)のリュネス·カトレアだ。

出会ったのは5歳のときでサイラスと和解した少し後、初対面で私を見て「天使!」と言って崩れ落ちたときから、家族と同じ匂いがした。その感は当たり、会う日は一日中可愛がり倒してくる。前に1度、偶然お茶会で出会ったときは、私に気が付く前までのシュッっとした姿がカッコよくないこともなかった。ただ、私を見つけたら残念な顔になった。そして周りのお嬢様方に睨まれた。人気のようだ。

リュネスは普通に見れば私達ライラック公爵家の親戚なだけあって、キレイな顔をしている。私達に…ウェスタ兄様とそっくりだ。色彩がリュネスの方が黒に限りなく近い青で、私の3つ年上だ。

最近、私がヴィラールの婚約者候補から完全に外れたことで、お父様は、自分の融通の効きそうな私の婚約者候補選びを始めた。リュネスは筆頭候補だそうだ。ちなみに、ここでの融通とは、お父様が会いたいと思ったときに会えるような場所に住んでいて、会わせてくれるだろうと思う人物である。カトレア家は公爵家に次ぐ侯爵家だ。身分的にも問題ない。むしろ良い。







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