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俺達が魔法を使う理由  作者: イイコワルイコ
その4、壊れキャラは突然に
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火種 part3



《オオオオオオオオオオオオオオオオ!!》



「うわ…やっぱ回跨いでも居るか…そうだよな。」


とりあえず家はダメだ。人の家ならまだいいけど!

家は安心安全な場所でなければ!!


でも、出したの俺だし…俺が移動すれば追ってくるか?




「装備…っても、短剣だけだな。」



少しだけど衣装欲しくなってきたないい加減。

オニクロで買った服とお母さんの買ってきたバーゲン品でやり繰りしていいのは私服だけだ。

あ?だせえって?ひきこもりにファッション求めんな!ジャージにしてやろうか!!



「ジャージの勇者はヤバい。色々と。」




ここは窓から…もう、俺の部屋の窓ってなんなの?



ヒュッ!……スタッ。



チラッ



「でっかあああああ!!!!」



ディザスター・ドラゴンとか言ったか!?

なんだよ!よく家が潰れなかったよ!

大きさ測れねえよ!

シンプルなデザイン。

黒くて、厳つくて、翼ブワァで尻尾とか武器だよあれ。

そして2階建ての一軒家にほぼ近い大きさ…


ギロッ



「…あれ、誘導とか無理じゃね?」


《オオオオオオオオオオオオ!!》



「うっせえ!とにかく逃げるしか!」




………………。



町を駆けた。


誰もが空を見上げて硬直。

そりゃそうだよ。UFO来た方がよっぽど可愛いわ!


ドラゴンは俺を追いかけてくる。

明らかにわざと殺さないで追ってくる。


なんでこうなった!!



……よし、ここ。



「ドラゴンてのは火を吐くもんだろ、水があれば少しは…マシ。」



特撮物のどこか分かんない工事現場みたいな所とかそうそう無いからね!

なので、お馴染み河川敷!ここしかねえ!



バサッバサッ…



「風圧もガチだな…スキルほしい。」



《オオオオオオオオオオオオオオオオ!!》



「よく鳴くドラゴンだな!…いくぞ、龍虎針剣!」



まずは…翼か、飛行したまま一方的に攻撃されたら敵わないもんな。



「走って…飛ぶっ!!」


ヒュン!


ガリッ!!


「…硬いっ」


ブオン!!


「っぐはぁっ!!」


尻尾はやっぱり武器だ…先に棘生えてるし。



ビュー…


「着地!着地!」


…ダン!


「ぐううう…ジンジンするけどセーフ!」



「あの尻尾も、見えなきゃ振る意味が無いよな。」


「ふぅぅ…」


ヒュッ…!



(翼が硬いなら翼膜を…!)



スッ…


(影斬り!)


シュパシュパシュパシュパ…



スタッ…



《オオオオオオオオオオオ!!》



効いて……



ない。


翼膜の傷はあっという間に塞がったか…


自己再生能力なのか自然回復力なのか…


というかどうやって倒すのこれ…



《オオオオオオオオオオオオオオオオ!!》


キュイーーン…ッゴバァァ!!



「吐きやがった!」


火炎ブレス!!本物だーー!


てか回避!!


「だから川なんだよ!」

ザブン!


…泳げないんだけど。



(死ぬよりマシ…)

ゴボゴボ…



水面上が燃えてる…避けて正解か…息が…



「ぶはあっ!はぁはぁ……おいおい…」




《オオオオオオオ!!》


バチバチバチ…



あ。


【システムメッセージ】

「私は滅びヌ。滅びヌ…」

「時は満ちた。召喚魔法!」

「我が怒りを炎に変えよ!雷となって敵を焼き尽くせ!」

「現れよ!ディザスター・ドラゴン!!」



炎と雷が使えるのか!?



「効果は抜群になっちゃう…!」


泳げ!泳げないけど!泳げ…よかった、岸近めで。

水から上がる時ってちょっと体重いよね。



ズザァン!バチチチチチ!



「ひいっ!?」


川が…魚ワンパンじゃん…



「…服が濡れて速く動けない…これはゲームには無い仕様だわ。」


濡れた服が肌にくっつくのがまた気持ち悪い。



ブオン!



「ガードは無理だ!龍虎針剣!」


キイイイイン!!


「バカ様並に重い…」


キイイイン!


キイイイン!



「なんだよ!強すぎ!」




キキキキキキキキキキキ…


「剣よ、応えろ…!その輝きを放て!氷殺大剣!」


ヒュウウウウウウウウウ…



…寒!ってこれは…



ジュパァァァン!!


《オオオオオオオオオオオオオオオオ!!》


ドサァ。



右手が落ちた…!

まだ手の爪で引っ掻かれるヤツとかやってないのに!



「フン。ドラゴンか。魔物図鑑には載っていないが…やはりお前が絡むと面倒だな。」


「俺だって好きでこんなもん呼んでねえよ!お前のことも!」


「私こそ最強の勇者。…氷殺大剣」


「呼んでねえよ!」


とはいえ、助かったんだけどさ。


《オオオオオオオオ!!》


キュイーーーン…ゴバァッ!!


「火炎弾か!」


「フン。」


ザシュ…ドパァァァァン!


「何を見ている!勇者なら戦え!!」


「あ、ああ!」


…でも、龍虎針剣が合体するイメージが来ない。

このままやるしかないか!


「ふぅぅ…ちょっと無理すっか。」


ヒュン!


「速さで攻めるか。いいだろう、圧倒的力と交われ。氷殺大剣!」


ズザァァァァン!!


(斬撃を飛ばした!合わせろってか!…影斬り!)



ヒュン…シュパシュパシュパ…ヒュッ…シュパシュパシュパ…


…スタッ


「はぁはぁ…乾いた服がほしい。」



ズザザザザザザザザザザザァァン!!!



《オオオオオオオオオオオオ!!》


鳴き方が…変化無いから効いてんのか分からねえ!


でも、見た目は出血増えたな多分。



バチチチ、バチチチチチチ…


「雷を纏うのはずるいわー…」


シンプルな近接封じ。



「フン。もう手も足も出ないか!弱いな!」


「うるせえな!まだまだこれからなんだよ!」


「これが終わったらいくつか話を聞く!」


「今言う!?」


「簡単だ、斬り伏せればいいのだろう?」



「…凍てつく剣よ…!!真の姿を現せ!!」


「約束の剣!ブレイブソード!」


…氷関係ないのか…!!

てか勇者っぽい!クール気取った勇者っぽい!

いや、勇者だけども。



《オオオオオ!!》


「ブレイブ…スラッシュ。」



スン………!!



ズッバァァァァァン!!!



「フン。所詮魔物か。」



「おい…お前!決めてるとこ悪いんだけど!」


「なんだ。」


「終わってない!ほら!あれ!」



《オオオオオオオオオオ!!!》


バチチチチチチ…ゴォォォ!


雷と炎同時に纏ってみましたじゃねえよ!


…あれ、腕が…再生か!


「あいつの再生能力をどうにかしないと勝てねえぞ多分!」


「チッ。…退却する!」


「え!?待てよ!お前強いんだから大丈夫だろ!」


「ブレイブスラッシュを放つと暫くこの剣を振るうことは出来ない。」


「制約タイプーーーー!!!」


ブオン!


「避けれ…」


ドゴッ…


「ぐぅっ!」

ビューーーー…ドゴォン!


ああ…背中思いっきり地面に…やばい…



《オオオオオオ!!!》

キュイーーン…ゴバァ!


…火炎弾…!!




「これだから雑魚は!しょうがねえやつだな!」



((ビッグ・インパクト))


バァァン!



「…バカ様じゃねえか…出張か?…珍しい…」


「っは!っは!っは!ヒカリがお前以外の勇者が来てるって言うから見に来たんだよ!あいつか!」


「…フン。」


「ああ。かなり強いけど、今は技の効果で戦闘出来ない…俺とバカでやるしか…やっぱり任せていい?」


「なぁーに言ってやがる!お前!何のために戦ってんだ!頼るのは勝手だが、そんなんで誰がお前を頼る!?」


「………。」


「立ち直っても変わらねえか!っは!まあそこで見てろ!」



((ストロング・ナックル))



《オオオオオオ!!》


バチチチチ…


「その顔面!ぶっ潰してやらあああ!」

「派手にぶっ飛べええ!」

((ビッグ・インパクト))



バチチチチチ!


ドゴォォォン!!



《オオッ!!》


「っは!っは!っは!痛い顔してやがるじゃねえか!まだまだだおらあ!」


((ロール))


((ビッグ・インパクト))



…そんな合わせ技もあんのかよ…


「おらおらおらおら!潰れちまえええ!」

ドゴドゴドゴドゴドゴドゴ…



「フン。格闘を得意とする勇者か…なかなか面白い。」



「…はぁ…はぁ…終いにすんぞ!間違いなく!ぶっ殺す!!」


「すぅぅ…はぁぁぁ…死ね。」


《オオ……オオオオ…》


((ギガ・インパクト))


ドカアアアアアアン!!!



……………。



「…っは!やっぱり雑魚だったな!」


「………。」


「おら、雑魚勇者、立てよ。説教してやる。」

グイッ


「…………嘘だ…」


「ああ?俺の強さは本物だ。お前の弱さこそ勇者のくせに嘘だと疑いたくなるぞ!」


「………あっち。」


バカ様の言葉通りの必殺技だった。

間違いなくぶっ殺される威力。

死の一撃。


《オオ………》


「…これは驚いたな…っは。頭蓋を思いっきり割ってやったんだがな。」



…不死のドラゴン…?




…………………。




ピピピピ…


「フハハハハ!私は滅びヌ!」

「ディザスター・ドラゴンは最強!」

「さあ!全てノ命に絶望を!」

「命芽吹いたことを後悔するがイい!!」



最近、刀持った5人の女の子達と戦闘上手な男の子がワイワイやってる作品にハマってます。

深夜にアニメで見てるんだけど、EDテーマがこれまた好み。

ベースで弾こうと必死だけども初心者にはあんなこと出来ません…www

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