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闘病履歴64

相手の生き霊を説得しながら、夢見術とイメージ法を経験値に則り暫時訓練して行こうと、拓郎君は言った。

真華が怪訝な顔付きをして言う。





「ちょっと待ってよ。自分の夢でさえ制御不能なのに、第三者の夢の形をコントロールなんか出来るわけが無いじゃない?」





拓郎君が答える。





「いや、実際問題悪霊などは、夢に入り込み、悪夢を形作り、その相手に不安と絶望感を植え付けているわけだし。死霊の憑依を捉らえれば、それは理論上可能という事になるわけだと思うんだよね」




真華が反論する。





「いや、それは死霊になってからの話しじゃない。私達はまだ生きている人間なのだし。どう考えても無理があるんじゃない?」



拓郎君が答える。





「いや、そこの部分は楽観視しているんだよ。相手の心に生き霊としてダイブして行けば、当然心霊心理学の縛りに則って悪夢を顕すと推察出来るからね。問題はその後、その悪夢をどのように希望溢れるいい夢に出来るかにあると思うんだ」




真華が言う。





「だからそんなの無理だと思うんだ?」





拓郎君が首を左右に振り言った。





「いや、己の夢見術にはイメージ方を活用して、己の夢に変化をつけて行くわけだし。第三者の夢の中でも、その応用は効くと思うんだ。事実上悪霊達もそのイメージ法を活用して、相手の心を不安と絶望に誘っているのだから」




真華が言う。





「でも私はまだ他人の夢どころか自分の夢さえコントロール出来ないわけだし」





拓郎君が頷き言った。




「とりあえず相手の生き霊を暫時説得して行きながら、その経験値を生かしながら夢見術とイメージ法を訓練して行こう」

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