嫌いな父
良気「わかったぁー、じゃあ、出来たら起こしてくれい、」
ダルそうな声で兄は階段を上がってって行った、兄は自分と違って運がいい、恨みそうなくらいにだ所持金千円を持って競馬に行くと千倍にして帰って来る、ただ目立ちたくない性格&めんどくさがりなのでたまにしか行かない、まぁおかげで財布は暖かいし兄は働かないしで、まぁこっちは楽なので助かってる
一気「何であんな奴に似たかなぁ……」
俺は父が嫌いだ、あいつは仕事に関しては超が付くほどの一流だった、あいつは運がないから実力で出世したのだ、その反面、家のことはほったらかしにしていつも家は俺と兄貴と母さんの三人だけだった、母さんはほとんど一人で俺たちを育ててくれた、学校の行事も父は来なかった、そのおかげで小学校の頃はよくいじめられていた、でも母さんは必死に俺らを育ててくれた、そして、母さんは数年前に病気で死んだ、見つけるのが早かったら手術をして治ったはずだったらしい、家を片付けている時に母さんの遺書が見つかった母さんは分かっていて、無理して俺たちを育てくれていたのだ、その紙にはもしも私がと書いてあったのだから、病気で死んだ時には父さんも来ていた、ショックで空いた口が塞がらないと言った感じだった、それ以来父は反省をして、仕事を辞めて俺らの世話に勤しんだ最初は色々とわからずに失敗もした、けどその半年後に今度は父がいなくなった、死んだわけでもなく、俺らは逃げたのだと思った、そして何もかも捨てた父を恨んで今、ここにいる、
さてと、朝ごはんもできたし、そろそろかな
一気「兄さーん、ご飯出来たよー」
返事がない、ただのしかばn
違う違う!、この様子じゃ爆睡してるな、書き置きでもして、買い物に行くかお金は、、、うん、いらないくらいにたくさん入ってる
一気「じゃ、行ってきまーす」




