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第五話 最弱の処罰は最強への同行

零「.....ん?」

僕が次に目が覚めたら..

零「ここは...」

そこは知らない天井だった

そんな僕に...

???「目が覚めたか」

零「!!!!」

僕はそちらに視線を向けると...

そこには紫色に輝く瞳でこちらを見つめてくる学園長がいた

零「ここは?」

学園長「ここは医務室だ」

零「あ、そうか俺に...」

その時僕は感じた

この男にこの学園のトップが僕の兄だと伝えていいのかと

......

ただでさえ怪しまれているのにこれ以上興味を惹かれるのは確実にダメだ

そのため僕は....

零「プレデターの人にやられたんだった...」

学園長「これに懲りたらあいつには歯向かわない事だな」

学園長「この学校は最先端の医療を取り込んでいるからお前の傷も癒えるが、それでも時間はかかる」

学園長「お前は確かに強いかもしれない」

学園長「Eランクの生徒を四人も倒すんだからな」

零「......」

あぁ、やはり伝わってるか

学園長「だがそれでもあいつには敵わない」

学園長「あいつはプレデターの中でも別格」

学園長「唯一のsssランクだからな」

学園長「この学園で生き残りたいならあいつには関わらない事だな」

零「わかり...ました」

学園長「さて、では本題だ」

学園長「お前はどうやってEランクの生徒を四人も倒したんだ?」

学園長「司希から聞いた話ではお前が剣を持ってEクラスに勝ったって話だが??」

零「......」

僕は一瞬黙り込んでしまったが

瞬時に言い訳を考え...

零「その辺でたまたま剣を拾ったからそれを適当に振るってたら勝っただけですよ」

学園長「ほう?」

学園長「たかだか剣でEクラスの能力者四人を倒せると?」

学園長「使い慣れている武器じゃないとそんな芸当できないと思うがな」

学園長「だから俺はその剣こそがお前の能力だと思っている」

零「そんなわけないじゃないですか」

零「その、司希さん?も僕が剣を顕現させている所はみていない」

零「それなのに僕の能力だと決めつけるのは少し話が飛躍しすぎなんじゃないですかね」

学園長「あくまでもしらを切り続けるか...」

学園長「ではあの現象の説明をしてもらおうか」

零「あの現象?」

学園長「お前はさっき剣はただ<拾った物>だと言ったな」

零「えぇ、そうですよ」

学園長「司希の証言にはまだ続きがあってな」

学園長「お前は司希にお前が持っていた剣で腹部を貫かれた」

学園長「そうだよな?」

零「ええ」

学園長「おかしいと思わなかったのか?」

学園長「いくらこの学園の医療設備といえど腹部にあいたでかい風穴を開けた状態で一日で意識を回復させるなんて可能か?」

学園長「無理に決まってるだろ」

零「.....つまり何がいいたいんですか」

学園長「司希はこう言っていた」

学園長「お前の剣を握りしめお前に突き刺したその時」

学園長「剣は元々存在していなかったかのようにパッと消えたと」

零「......」

学園長「お前は突き刺さった段階で剣が消えたからそこまで重傷にならず、一日で回復できた」

学園長「だがそうなると一つおかしい点がある」

学園長「なぜお前が扱えていた剣を別のやつが握った途端剣は消滅したんだ?」

学園長「答えは一つ」

学園長「その剣がお前の能力で作られたお前の物だからなんだろ?」

零「.......」

僕は内心焦っていた

ここからの自然な言い訳が何一つ思いつかなかったからだ

できたとしても全て苦しい言い訳になる

だが...

しないよりはマシだと思い

僕は

零「司希さんの力が強力すぎて剣が耐えられな勝ったんじゃないですか?」

零「そんなの僕に言われても知りませんよ」

学園長「.....そうか」

学園長「よし、決まった」

零「何がですか?」

学園長「お前の処罰だ」

学園長「試験前に四人の生徒に重傷を負わせているんだからな」

零「それで処罰というのは?」

学園長「お前は謎が多い面白い人材だ」

学園長「しかし...」

学園長「それと同時に危険分子でもある」

学園長「よってFクラス神谷零を次の入れ替わり試験まで」

学園長「寮待機とする」

零「....それだけでいいんですか?」

学園長「まさか、そんなわけないだろ」

学園長「基本は自宅待機、しかし...」

学園長から何かを投げられ僕は咄嗟にキャッチした

零「なんですか?これ?」

学園長「これはプレデターの人間にのみ支給されるスマホだ」

学園長「プレデターの人間全員と私の連絡先が入っている」

零「なんでそれをプレデターでもない僕に?」

学園長「これがお前の今回の処罰だ」

学園長「よく聞いておけ」

学園長「プレデターは入れ替わり試験なんてものはやらせていない」

学園長「sランクの上位六人+sssランク一人でプレデターは構成されている」

学園長「たとえsクラスであろうがプレデターに勝てるわけがないからな」

零「ではプレデターは一切試験がないんですか?」

学園長は僕のその問いに

首を横に振った

学園長「プレデターはプレデター内で試験を行っている」

学園長「そしてプレデターの中でも優劣をつけている」

零「入れ替わり試験ではないなら試験内容は何してるんですか?」

学園長「もちろんこの学園はなんのために作られたか知ってるな?」

零「....将来この国を防衛するエリートを育成するため」

学園長「その通りだ」

学園長「プレデターにはこの国の任務を任せている」

零「生徒にそんな大事なもの任せていいんですか?」

学園長「あぁ、もちろん」

学園長「正しく言えばこの学園最高峰の生徒、だからだな」

学園長「そこでだ」

学園長「お前はプレデターではない」

学園長「だがお前にスマホを支給した」

学園長「この意味がわかるな?」

零「まさか、僕に任務についてこいと言うんですか?」

学園長「その通りだ」

学園長「お前の今回の処罰は、基本的に寮待機、しかし支給したスマホに連絡がきた時学園長室にこい」

学園長「お前も一緒に任務に来てもらう」

零「本気で言ってますか?」

零「僕はこの学園最弱」

零「そんな僕を連れてくなんて正気じゃないと思うんですが」

学園長「連れて行くか行かないかは私が決める事だ」

学園長「お前はまだ自分の立場を理解してないようだから教えといてやる」

学園長「これは処罰だ、お前に拒否権なんてない」

学園長「拒否してもいいが...」

学園長「その時はお前は退学だ」

僕は静かに拳を握りしめ

零「わかり...ました..」

学園長「あぁ、それでいい」

学園長「では私はこの辺で」

そう言って学園長は医務室を後にするのだった

僕は僕一人しかいない医務室で

零「プレデター、か」

そう呟くのだった


第五話 終了


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