……こんなに集めた人は初めてです!
デジモン、ロックマン、ガッシュ、ZENKI。
憧れます。
俺達は受付嬢から情報を聞くと、ソフィア達の冒険者登録をした。
異世界ラノベ系のテンプレで存在する「水晶球」とかが無く、登録用紙に記入とギルドカードに血を付けるだけだからな。
「何か、納得出来ない部分がちょっと有るなぁ」
「そりゃあそうだな。 Bランクになったのに、最初からになったからな」
「我慢しなさい」
「ソフィア~」
「生まれ変わった私達には過去の栄誉は無用よ」
「そうだよ、ルシア」
「……私と同じで不愉快だったくせに」
「「……」」
目を逸らすソフィアとアリシアだった。
「これからは、俺と一緒に過ごすんだから我慢してくれ」
「「「は~い」」」
俺の言葉で、途端に上機嫌になるソフィア達。
因みに、先程聞いたBランクの女性だけのパーティの注意事項は、男性に対してかなり冷たい態度らしい。
それと、彼女達は城塞都市リグランデの冒険者ギルドの顔とも言える存在みたいだ。
「さて。 初心に戻って薬草採取をするか」
「ええ」
「うん」
「はい」
そして、城塞都市リグランデから出て森に向かう途中で、創造神サナアドラ様からの伝言をユーリ姉ちゃんに念話で伝える。
『分かったわ。 それと……お帰り、ライカ』
ただいま、ユーリ姉ちゃん。
『サナお姉様は、ライカを助けてくれた?』
充分に力を貸してくれたよ。
『良かった』
じゃあ、またな。
『うん。 またね』
ユリディアside
……ユリナ達に会ったらビックリするだろうけど、許してくれるよね?
ライカのお姉ちゃんとして、頑張ったんだから!
ライカside
ソフィア達の五感が召喚獣になった事でハイスペックになったのか、かなりのハイスペースで薬草を採取していった。
因みに、人だった時に贈った武具は、その性能がソフィア達の能力になっているみたいだ。
つまり、ソフィアの武具に毒耐性が付与されてた場合は、今のソフィアの基礎スキルとして毒耐性が付いている状態だ。
まあ、3人共が強い毒耐性を持ってるいるけどな。
ソフィアの場合は、黄金不死鳥だから体内に毒が入っても浄化の炎で無力化する。
ルシアの場合も、死神熊は死神って名前が付く程だから、ほぼ毒を無効化する。
アリシアの場合も、青金剛竜でドラゴンだから、同じく毒を無効化する。
まあ、この手の状態異常系は大抵無効化するんだけどな。
元になった3種の魔境のモンスターは、状態異常系を無効化するから、真っ向勝負になるんだよな。
お陰で、当時はギリギリの結果だったが楽しい戦いだった。
「ライカ」
「ん?」
「今日は、これで充分だと思うわ」
「……凄いな、ソフィア」
「そうでしょう」
「ああ、ルシア」
「頑張ったんだから」
「そうだな、アリシア」
採取した薬草の量は、間違いなくテンプレになるだろう。
「……こんなに集めた人は初めてです!」
ほらな。
冒険者ギルドに行き、受付嬢のカウンターに乗せた薬草は、一般的な量の20倍だった。
「大銀貨6枚になります」
……5日後、ソフィア達はギルドマスター権限でDランクになった。
そりゃあ、一般的な量の20倍の薬草を連日持ってくればギルドマスターも動くわな。
当然、実戦能力も確認されたけど、アッチで騎士達や魔術士達に鍛えられたソフィア達にとって簡単な試験だった。
それと、ソフィア達の外見は俺が贈った武具を装備した時と同じだ。
まあ、ファンタジーの「何故」系のあるあるだ。
漫画やアニメやラノベで、召喚獣系が召喚された時に人型だった場合は、大抵は服や武具を身に付けているだろ?
アレと同じだ。
それと、俺は敢えて神の力を使ってユリナ達を探していない。
恋愛に関しては、ロマンチストだと思っている俺としては、運命の再会を期待している。
そして更に1週間後に、ソフィア達はCランク冒険者になった。
その手続きが終わって冒険者ギルドを後にしようと一歩を踏み出すと声を掛けられた。
「待ち給え」
「誰だ?」
声を掛けたのは、外見は商人風で、回りには護衛らしきチンピラが5人立っていた。
「私を知らないだと!?」
「だから誰だ?」
「……いいだろう。 田舎者に、高貴な存在である私を教えてやろう」
どうせ、良くて他の街や都市の豪商だろう………って、高貴な存在!?
「現在はこんな格好をしているが、私は第14位の王位継承権を持つ『デジク=エバミ=スターリス』だ!」
「そうか。 行こう」
形式的な反応をしてやった後、俺は移動をソフィア達に促した。
「だから、待ち給え」
俺は諦めて足を止めて言った。
「それで?」
ソフィア達の世界で、王族という身分に慣れた俺はアッサリした対応をした。
「君の様な者に、彼女達の様な淑女が共にいるのは耐えられない。
即刻、パーティを解散したまえ」
「断わる」
「私は解散しろと言ったのだぞ?」
「バカバカしい。 従う理由が無いな」
そう答えると、取り巻きのチンピラが吠えた。
「このガキ! 誰と言葉を交わしていると思っているのだ!」
「その通りだ!」
「貴様は、言われた通りにパーティを解散すればいいのだ!」
「そうだそうだ!」
「直ぐに解散しろ!」
「断わる」
先程と同じ答えを返す。
「言葉で理解出来ないのなら仕方ない。
少々、痛い思いをしないと分からない様だな」
王族だと言った誰かは、小悪党な台詞を吐いた。
厳しくも温かいメッセージを待っています!
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