窓から見る景色
「よしついたよ。早く終わらせないと、あのキレ症に怒られるからね」
五年間収容されていた、少し山奥にある異形収容所に入る。正直な所見た目は、ただの刑務所だが地上はフェーズ1収容所と管理室のみで、それ以外は地下にある。
「お疲れさまです。話は伺っています本部長様と特兵様。」
門で収容所長に話しかけられ、案内される。
「本日は清角との面会であっていますよね?」
「そうです。本日は宜しくお願いします。」
とりあえず、今日の時間を作ってもらってくれたのでお礼を言っておく。
階段を下り、フェーズ4のフロアまで来た。
「会長!」
凪ちゃんに話しかけられる。この子だけでもいずれ、俺の手で出してやりたいが今の俺には不可能だ。
「おいおい、智広。この子と話すのは後でにしないか?」
「”おかあさん”。貴方は分かりますよね?」
おかあさん?。凪ちゃんのお母さんは別にいるが?、なぜ榊原さんがお母さんなんだ?
「会長、知らなんですか?こ・・・」
「はいはい。智広早く進もう。・・・・凪ちゃん・・・・」
榊原さんが凪の口を塞いだ。そして、振り向いて何かを話していたが、よく聞こえなかった。
また階段を下り、フェーズ5についた所で収容所長は戻っていってしまった。
「清角の牢は右端の牢だ。ここからは1人で行きな!、待ってるから。あとこれ」
そう言って、榊原さんは俺に椅子を渡し階段の前で待機している。
『コツコツ』
誰もいないからか俺の足音がよく響く。
「ようやく来たか。露雨。待ちくたびれたじゃないか。」
見ると、清角が牢の格子の前にいすを置いて座っていた。
「今日はお前に聞きたい事があって、来た。」
「なんだ?。俺の死に際に、何を聞きにきたんだ。あの事件の事か?、海極の体についてか?」
海極の体?、海極に何かあったのか?
「海極の体って何だ?」
「あぁ、その事か?、あいつはなもう長くないだろうな。ってことだ」
どういう事だ?、海極はあんなんに元気だったじゃないか?
「どういう事だ?」
「冗談だよ。冗談。まぁ、これ言っとけばお前も、焦るだろうと思って・・・・ほ・・・」
もし本当だとしたらと考えると、苦労している仲間と今の自分を比べて嫌になりそうだ。
「じゃあ、これはどうなんだ?」
そう言って、俺は奪ってきたネックレスを見せる。
「あぁ、これか。お前には、あの日の真実について話す時が来たようだな・・・」
・side××
「ゴホッ、ゴホッ」
「大丈夫か本当に?」
「まぁ、大丈夫だよ。まだ、そこまで悪くないし何とかなるはずだ」
「お前、無理するなよ。また来る」
『ガラガラ』
「ゴホッゴホッ・・・」
『ドドドドガラガラ』




