42話 ファイヤーランス+エアーシュート=
読んで頂き、ありがとうございます。
「ファイヤーランス」 ボッ!
一瞬にして5本の炎の槍を発生させるレイトン。
火力はイメージの力と合わさって高くなり、青い炎の色をしている。
そこに更に魔法、もとい魔術が加わる。
「エアーシュート!」
マナの魔法で、風の塊をぶつける魔法だ。
炎の槍に空気の塊が加わった。
青い炎は更に温度を上げ、蒼白い炎の槍となる。
その光景を見ていたミナは思う。
「(あの炎の槍で溶けない物はあるのかしら?)」
レイトンはアイアンゴーレムの的に向かって告げる。
「発射。」
一斉に飛び出した5本の炎槍は各方向からアイアンゴーレムに易々(やすやす)と突き刺さる。
その瞬間、カッ! 白い光源で視界が埋まり、遅れて「ドカーン!!!」と音が届いてきた。
「「「…………」」」
その破壊を作り出したレイトンとマナ、見ていたミナは言葉を発する事は無かった。
~~~~
「ウインドブレス」
レイトンの風魔法で視界を埋めていた土煙を森の方へ吹き飛ばした。
土煙が晴れて出てきたのは深さ30mはあろうクレーターの姿だ。
「「あはは」」
「ベシッベシッ!」
乾いた笑いをする二人に突っ込むミナ。
「いくらなんでもやり過ぎ。これは封印だよ。」
「「はぃ。」」
深ーく反省する二人。
事の起こりとしては、レイトンが魔法を使えるようになった。
落ち込むマナ姉様に一緒に魔法を使う事を提案したレイトン。
数々の実験の果てがコレだった。
「流石にコレは使えないよ。もう少し穏やかにお願いね。」
実験しておいて良かったと心底思うミナ。
「叱られちゃったね☆」
一緒に叱られたのが嬉しいのか、元気そうなマナ。
「アイアンゴーレムは勿体なかったかな?」
跡形も無くなったアイアンゴーレムを気にするレイトン。
そんな姉弟を物影から見ていたビビ。
「似た者姉弟」
と呟く。




