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31話 的当てチャレンジ

読んで頂き、ありがとうございます。


ウサミミ少女ビビと一緒に武具屋に入るレイトン。


ガラガラ

「いらっしゃい!って何だビビか。隣の男の子は彼氏か?」


「フルフルフルッ」

(ほほ)を赤くして否定の為、首を振るビビ。

ウサミミも豪快に振られていた。



カウンターに居たのはウサミミの(いか)つい男性だった。

ビビの家族だろうか?


「こんにちは、え~と、お客さんです?」


「ガハハハッ!坊主、小さくても客は客さ!安心しな。」

「コクン。」


「分かりました。宜しくお願いします。」


店内を見渡し、姉達を見つけたレイトン。

姉達の所に行くので、と頭を下げる。



ヒュッ! カツン。

「う~ん、上手く行かないわね。」


「頑張れーマナ~♪」


壁の的に向かってナイフを投げるマナ姉様。

ミナ姉様は応援に専念しているようだ。


「みんな、何してるの?」


「レイ君おかえり~。遅かったの……ね?

レレレレイ君、そそそ、その女の子は?」


レイトンとビビを見たミナ姉様は動揺しながらレイトンに訪ねる。


「え? ヒュッ!カツン。」


ミナの動揺した声に気がそれたのか的に刺さらなかったナイフは(はじ)かれて床に落ちる。


「………」


ナイフを投げた格好で固まるマナ。


「? この武具屋の娘さんで、ビビちゃんだよ。」

「?」


姉達の動揺の理由が分からないレイトンとビビ。


「「彼女じゃないわよね!?」」


「「!!」」

「違う違う!」

「フルフルッ!」


この後、やたら恋愛に繋げたがる姉達の否定が大変だったレイトンであった。


~~~~


「それで、何やってたの?」


「的当てチャレンジよ!」

胸を()らして威張るマナ姉様。


的当ての的の下には、刺さらなかったナイフが転がっていた。

結果は惨敗だったようだ。

そこには触れないであげよう。


「へぇー。面白そうだね。景品は何が貰えるの?」


「1G10投、刺さったナイフの数でナイフや小型の武器と交換。」


景品説明はビビが喋った。

初めてのジェスチャー以外の長文に驚くレイトンだった。


「普通に喋れたんだ!」


「ん!」

Vサインを出すビビ。

ちょっと変わった娘?


「私はダメだったぁ~」

残念がるマナ姉様。


「うーん、マナがダメなら私もダメかなぁ?」

自信が出ないミナ姉様。


「「レイ君、ファイト!!」」


「やる?」


姉達に応援され、ビビに聞かれた。

景品目当てにやってみますか。


「親父さん、1Gです。やります!」


「おう、坊主、頑張んな。」



投げナイフ10本を受け取るレイトン。

投げナイフなんてやった事が無いからぶっつけ本番だ。

前世でダーツをやった事があるから、そんな感じでやってみるか。


ヒュッ!カツン。

刺さらずに床に落ちてしまった。

ダーツの矢と違って重みがあるから、弓なりに投げてもダメだったようだ。

もう少し真っ直ぐ投げるように意識しよう。


ヒュッ!カツン。

()しかった。微調整だ。


ヒュッ!ドスッ!!

3投目で無事に刺さったが、中心からは遠かった。

更に微調整。


ヒュッ!カツン。

4投目は中心だったが、上手く刺さらなかった。


ヒュッ!ドスッ!!

ウッシ!真ん中ドンピシャだ。


その後5投投げて結果10投中6投命中。

内3投はほぼ真ん中だ。


「パチパチパチパチ」

ビビが目を丸くし驚いていた。


「「流石、私のレイ君!!」」


「こりゃ驚いた。何かそっち系のスキルか才能かねぇ?」


武具屋の親父さんも「この年齢にしては珍しい!」と驚いていた。


過去の経験とステータスのごり押しです。

と、心の中で謝っておくレイトン。



「さて坊主、手を出してくれ。」


「?」

手をパーにして出すレイトン。

武具屋の親父がナイフを出し、レイトンに握らせる。


「握りはどうだ?軽く振ったりして確認してみてくれ。」


軽く何本か確認するレイトン。


「ん。こんなもんだろ。坊主、景品として3本やる。

2本は普通のナイフで、1本は解体用のナイフだ。

あくまでも景品だから、命預ける品じゃ無いからな。

せいぜい練習や遊びに使ってくれ。」


「分かりました。いつか本物を買いに来ますね。」


やった!

正直【初級錬成】で作る事も出来たのだが、良いお手本ゲットだぜ!



その後夕方までビビを含めて一緒に街を見て回ったのだった。



ブックマークして下さった方、ありがとうございます。

最後に見た時、確か15件だったのですが、18件にまで増えていたのでテンション上がりました。

そのおかげで今日は多目の執筆です。


感謝感謝、申し上げます。

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