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23話 鉄の地層

読んで頂き、ありがとうございます。


空き地に小山(滑り台)を作ったレイトン。

とりあえずはスキル【建築家】と【錬成師】の活用は一段落だろう。


まだ使っていないスキル【庭師】の方へ意識を向ける。

【庭師】の技【庭弄り】で花壇の制作をして見たいと思ったが、道具が無かった。

「う~ん、せめてスコップくらいは欲しいなぁ」


花壇の作成をイメージして必要な道具を思い浮かべる。

スコップ、ジョウロ、バケツ、種、花壇を仕切る石、冊、等であろうか?

思った以上に大掛かりになりそうだ。


ジョウロやバケツは土や木では劣化が早かったり腐ったりと長持ちしないだろうし、鉄が必須である。


鉄…鉄…鉄…

鉄の取得方法を考えるレイトン。


鉄と言えば鉱山、山にトンネルを掘って採掘するのであろう。

つまり土の中に鉄分があるのだろう。

山で無ければいけないのか?


「試してみよう。」


地面に手を当てるレイトン。

使うのは技【初級錬成】だ。

イメージとしては、土から鉄分を抽出して固める感じだ。

延べ棒のように、単体になれば使い安いのでは?と思い力を込める。


「フッ!」


出来たのは小指の先程の丸い鉄の玉だ。

ビー玉の鉄版である。

しょぼい。

だが、土から鉄分を抽出する事は出来た。

地表にはあまり鉄分はないのであろうか?

という訳で掘る事にする。

地面に手を当て【初級錬成】にて即席の土のみで出来たスコップを作成する。


「直ぐ壊れるかもだけど、【初級錬成】を練習するには丁度良いかな。」



掘り進めるレイトン。

姉達には変なことをやってるわ、と見られるが気にしない事にする。


幼い体でも出入りに困らない様に段差も設けていく。

こういう力仕事の時、ステータスでごり押ししてしまっているので、リーヌの加護の基礎値プラス500が役にたっている。

今度お礼でも考えようか?



なんだかんだで掘り進める事3日程。

午前中は日課、午後は穴掘りと錬成の日々が続いていたが、地層の色が変わり、穴も15mは越えてきた。


「錬成っ!」 ゴッ!

今までは少しの魔力で簡単に鉄分を抽出出来ていたが、土の色が変わってからは土の抵抗を強く感じる。


魔力の必要量が違うのかな?と思い、時間をかけて魔力を浸透させていく。

普段は1~10程度の魔力ですんなり抽出していたが、200の魔力を浸透させ叫ぶ。


「錬成っー!」 パァー!

手元が強く光り、光りが収まった時には長さ30cm程の鉄の延べ棒が握られていた。

どうやらこの地層では鉄がとれ安いようだ。


鉄の安定供給に、作れる幅が増えるとウキウキさせるレイトンであった。







更新、お待たせ致しました。

色々小説を読んでいましたら、更新が遅くなりました。


レイトンの成長を楽しんで貰えれば幸いでございます。


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