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19話 女神リーヌの依頼

読んで頂き、ありがとうございます。

良い事を思い付いた!と笑顔のリーヌ。

「レイトン君、お願いがあるんだけど、良いかな?」


「お願い、ですか?」

女神様のお願いに警戒するレイトン。

厄介事はごめんである。



「まぁまぁ、そんなに嫌そうにしないでよ。

お互いにメリットのある良い話だからさ。」


「うーん、ではまずはお話からで。」


警戒するレイトンに苦笑するリーヌ。

「私からのお願いの内容なんだけどね、これからも色んな物を売って欲しいのよ。」


「えっ!?どうしてですか?

神様や女神様なら何でも手に入ったり作れたり出来るのでは?」


「勿論、天界で出来ない事は無いわよ。

でもなんでも無闇(むやみ)に作り出したりするとバランスが崩れたりするのよ。

まぁ、そこは説明は(はぶ)くけど、天界でも娯楽や趣味で下界の物が欲しい者達はいるのよ。」


「欲しい方がいるのは分かりました。

ちなみにお金とかはどうなるんですか?」


「それは大丈夫よ!適正価格にはなっちゃうけど、きちんとお支払しますわ。

天界には過去に捧げ物として送られてきた下界の貨幣や金銀財宝もあるわ。

でも下界の通貨なんて送られてきてもコレクションしか使い道が無かったから、余っているのよね。」


お金が余っている。

大変 (うらや)ましい、人生で1度は言って見たいセリフだ。



「分かりました。その依頼、引き受けます。

売りたい時に、売りたい物を、申請しますね」


「あー売買のやり取りについては全て受諾に設定しておきます。

下界の物ならゴミ以外何でも良いわ。

流石に都度、やり取りする暇はないからね。」


忙しい、と溜め息を吐くリーヌ。

昨日の暇そうなリーヌ様の後景を思い出しジト目になるレイトン。


レイトンに見つめられたリーヌは口笛を吹き誤魔化す。

無駄に繊細なメロディーを醸し出し、更にイラッとさせてくれる。


「はぁ。ゴミ以外ですね。

虫、草、土、鉱石、食べれる物、とかですかね?

あっ!でもやり取りしたい時にはどうすれば?」


「やり取りしたい時は手紙でも書いて、それを私に売って下さい。

必要であれば応じますので。」



こうしてリーヌ様とレイトンの売買契約が結ばれたのであった。


ブックマークが増えておりました。

続けて読みたいと思って下さり、ありがとうございます。

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