エピソード12
約1週間前
「それで、鍛錬はどうするつもりなんだ、エデン?」
「僕は基礎体力と近接戦の鍛錬、そしてキム・アリムとアートは特別訓練として、領議政から魔法の修練を受けるつもりだけど、よろしいでしょうか、領議政様?」
「ええ、構いません」
「それにディブルは近接戦があまりにも弱い。得意な遠距離攻撃の鍛錬も重要だが、近接状態では途方もなく弱い。だから私が特別に指導してやる」
そうして訓練の幕が上がり、再び現在へ
ドカン! ガシャン!
「うわあああああああ!!!! 死ね、このクソ野郎!」
現在、3対1で対練中だ
ちなみに、私が1人で、アリム、アート、ディブルが3人だ
シュッ!
私がアートの背後に回り込んだ
「どこだ!」
ヒュッ!
もちろん予測して跳び上がって避け、
ガクッ!
「うっ!」
アートの髪をつかんで、木の壁の方へ放り投げた
ちなみに、訓練は世界樹内部にある我が家の前庭で行っている
ドカン! ドサッ!
「うわあああ!!!!! ちょっと! ちゃんと! 戦え!」
アートが駄々をこねている間に
チャルルッ! チャルルッ!
背後から鉄の鎖が飛んできた
飛んでくる瞬間に方向を変えて、鎖を切り落としている最中
シュッ!
ヒュッ!
ある瞬間、両側から近づいてきたキム・アリムとアートが、ハンマーと筆を振り回した
すると、私は鎌を替え、鎖の穴に鎌を差し込み
カチッ!
フアッ!
全力で引っ張り、筆とハンマーの両方を防いだ
そして私は、鞭のように鎌を振り回し始めた
チャルル! チャルル!
「それ、私の鎖なんだ!」
その言葉とともに、鎖がディブルのもとへ戻り始めた
私は鎌を握ったまま、ディブルへ向かう鎖を伝ってディブルに接近した
「何をする…!」
「遅い」
シュッ!
私は鎌を使って周囲に土煙を巻き上げた
おそらく重力魔法の条件は、視界に入る範囲だろう。それなら……
「ありえない……!」
「もう一度言うが、遅すぎる」
ディブルの両腕を掴んで動きを止めた
そして
「魔法は腕がなくても使える……!」
バシッ!
「けえ!」
ディブルのみぞおちに膝蹴りを浴びせた
「近接戦の練習をしろって言っただろ?」
「ちくしょう、お前一人だけめちゃくちゃ強いんだろ?!」
「俺が強いんじゃなくて、お前たちが弱いんだ」
「ちっ……!! ううっ…… そうか、そう言っておこう」
「ディブル、君は近接戦を主力にすれば、今より臨機応変さや思考の処理速度が速くなる」
「アートは、得意分野である独特の戦闘センスと創造力」
「キム・アリムは魔法と近接戦を併用するハイブリッド型で」
間違ったことは言っていない
それぞれに確かな才能が見える
それなら、その才能を無理やりにでも引き出さなければならない
「それでも、いつもぐずりながらついてきてくれてありがとう、みんな」
「エデン、何か変なものを食べたのか?」
「......」
私は無言でアートに向かって鎌を構えた
汗まみれになったアートの背筋が凍りついた
「……助けて」
「第2ラウンド再開だ」
そうして1時間後、午前10時に訓練が終わった
「イェーイ!!!!!!! 訓練終了!」
「お疲れ様、みんな。宿題として出した特技の練習は忘れないように。まだ特技がない人は、一度探してみて」
私はその言葉を聞きながら、帰る準備を整えた
「どこへ行くの……?」
「探偵事務所」
「今……?」
「本来は午前10時から営業なんだ」
「そう、気をつけて行ってきて……。私は草むらでひと眠りするよ……」
そう言うと、キム・アリムは気を失うように眠りについた
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「……静かだな」
ここに来てから約3年と2ヶ月ほどが過ぎた
たった2ヶ月の間に、かなり多くの出来事があったようだ
「些細なことから言えば、日常茶飯事の暗殺者たちの市場での口論から、ディブル、キム・アリム、アート、そして地獄へも行って……多くのことがあったな」
そうして思い出に浸っていた瞬間
ディリン~ ディリン~
「いらっしゃいませ」
「元気だったか~」
かなり見慣れた顔が私を迎えてくれた
「師匠」
私を育ててくれた師匠が探偵事務所を訪ねてきてくれた
「ここまで、何の用でいらっしゃったんですか?」
「仕事をちゃんとやっているかと思って」
私は呆気にとられた表情で師匠を見つめた
「それだけですか?」
「うん」
「……はい、まあ……そういうこともあるでしょうね」
そうして師匠にお飲み物をお出ししようと準備していたその時
リンリン~ リンリン~
「失礼します~」
「あ、はい。どのようなご依頼でいらっしゃいましたか?」
「もしかして、スリ犯を捕まえてほしいという依頼は可能でしょうか……?」
「可能です。どこで被害に遭われたんですか?師匠、飲み物のおもてなしは少し後回しにしてもいいでしょうか?」
「まあ、いいじゃないか、弟子よ!俺も体がうずいているんだ!」
そうして師匠と共にスリを捕まえに行った
思ったより遠くない場所で、スリがいた場所を発見した
「ここから追跡すれば良さそうですね」
「お前は右へ!俺は左へ行くぞ!」
そうして二人は別れてスリを探していた
まずは近い場所から順に回り、周辺をくまなく捜索したが、スリは見つからなかった
このまま空振り続きかと思われたその時
「あっ、あの身なりは……!」
依頼人が教えてくれた服装と全く同じ特徴のスリを発見した
静かにスリを尾行してたどり着いた場所は、人目につかない路地だった
「うふふ……これくらいの財布なら……!」
「今……!」
その瞬間、背筋が凍るような寒気が周囲を包んだ
「……これは、かつて感じたことのある寒気だ……!」
私が暗殺者としての活動を始め、神聖グループに初めて乗り込んだ時のあの……!
「あら、もう来たの?」
「ああ……魔女様!おっしゃる通りに金を盗んできました!さあ、私にも力を……!」
「そう、いい子ね?でも、招待されていない子もいるわね?」
見つかったと直感し、その場から飛び出して不審な女に向かって駆け出した
ドカン!
私は不気味な赤い眼差しを向けながら、鎌を振り下ろした
「あらまあ、想像以上の力ね?」
「お前か…!」
「私をしってる、小僧?」
訓練を計画していた地獄でのあの日、魔女の身元を聞いた
(魔女の身元についてですか? 最後の記録によると……)
赤いローブに黒いドレス……!
カンッ!
私の鎌が弾き飛ばされた
「お前が災いの魔女か」
「あら、もう人間界にも噂が広まったのかしら?」
「黙れ」
「私は口が悪い子は嫌いなんだけど~?」
ササッ!
一瞬の躊躇もなく、奴の首を斬り落とした
と思ったが
切り落とされた首が不気味に元に戻った
「……気持ち悪いな」
「そんなこと、よく言われるわ~」
神経が警告している
この奴を殺せと
それは
「でも、お前を生かしておくのはちょっとね」
「こっちも同じだ」
あっちも同じなのか
ドン!
魔女が指をパチンと鳴らすと、周囲に黒い空間が広がった
「始めようか?」
「来い」
ドカン! シュッ!
魔女の周囲から黒い糸が飛び出し、私に向かって飛んできた
私はその糸を鎌に巻きつけながら、魔女に近づいた
「じゃあ、これはどうだ?」
その言葉と共に
ドスン!
「くっ!」
突然、顎を殴られたような感覚と共に、体が空中にわずかに浮き上がった
シュッ!
「見えない手か…!」
「想像以上に機転が利く小僧だな?」
「こういう場合も想定していたからな!」
体に当たる直前に感じる感覚で避ければ問題ない
「思ったより強い子だな? じゃあ、これはどうだ?」
そして周囲から骸骨たちが湧き上がり始めた
「骸骨か……」
カチッ!
私は静かに抜刀術の構えを取った
「あら、頭を下げようというの?」
ドカン!
その言葉を無視して骸骨たちを切り裂きながら、そのまま一刀で魔女の目の前まで迫った
シュッ!
私の鎌が、魔女の体を正確に真っ二つに切り裂いた
しかし、さっきと同じように、切り離された二つの体から不気味な触手が伸びてきて、再びくっついてしまった
「無駄よ~ 普通の攻撃では私を殺すことは不可能だわ?」
「それなら、殺してくれと懇願するまで切り刻んでやるだけさ」
「なかなか大胆な子ね?」
その言葉と共に、魔女はしばらく私をじっと見渡しながら言った。
「どうやら私たちは同じ類のようだ。互いに戦う理由があるだろうか?」
「同じ類?」
「そうよ~この世界を破壊したいという強い念だけで生きる人々。混沌の状態の存在になるには、私の予想によれば、何であれ強い執着が必要だからね」
「どういう意味だ?」
「『単にこうしたい~』『ああしたい~』ではなく、『こうするまでは絶対に死ねない!』といった、世界の法則を揺るがすような強い執着。それこそが人を混沌の状態にする核心なんだ。そして君は……この世界そのものを打ち砕きたいんだろ?」
「……意味のない会話だったな」
その言葉と共に、私は再び戦闘態勢に入った。
これ以上の会話は必要ない。
「確かに、私はあなたを殺すことはできないわ~実力でも、あなたを欲しているからでも」
「私はあなたなんていらない」
「あら、そう? 残念ね~」
ドカン! カチッ!
私は魔女の目の前まで一気に迫った
これで仕留める……!
「残念ね、その怨念の正体を突き止めたくてね~」
そして魔女が一言付け加えた
「いや、正確にはその怨念を宿している器に興味があるんだけど」
器? それはまた何だ? と思った瞬間、魔女の姿が煙となって散り始めた
「じゃあ、また今度ね、小僧?」
「どこへ行くんだ!」
急いで消えゆく魔女の服をつかんだが、その痕跡さえも煙となって消えてしまった
そして、黒い空間が徐々に薄れ、消え始めた
「……逃したか……」
前も言ったがピクシブで1話視聴数100回、ハート10個達成時に外伝連載します
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