異世界初パスタ
俺はレナたちを引き連れ従獣亭に戻ってきた。 女将が出迎えてくれて、ポーさんとクロはすでに食堂にいると報告を受け、食堂へ向かった。
「ポーさん、おまたせ バンダこっちの3人は試食係だ 意見は多いほうがいいからな」
「それはいいが、お前さんの言っていた小麦粉 卵 油 塩は用意できてるぞ。」
「早速取り掛かろう、小麦粉100g 卵1個 油小さじ2 塩小さじ1/3が2人前のレシピで ボウルに材料を全部入れて混ぜる パン作りと同じ要領かな まとまってきたら打ち粉をして捏ねる 耳朶くらいの硬さになれば 生地を2等分にして1時間ほど寝かせる。」
俺はなんとかできたが料理人は慣れているのか早いな
「この状態で冷蔵保存してもいいんだが その辺りはダンバの判断に任せるよ、今の内にソースを作りたいんだが」
「この前言ってたトマトソースはすぐにできるぞ」
「そうだな 唐辛子とにんにくとオリーブオイルがあれば1つはできるなあとクリーム系のソースを作りたいから小麦粉 牛乳 たまねぎ ベーコンがあればいいんだが」
「全部あるぞ、牛乳は値段が張って高いから貴重なんだがクリームソースを見てみたいからいいぞ」
この世界は料理に関してはまだまだ発展途上なのかもしれないな
「フライパンにバターをひく たまねぎとベーコンをいれ たまねぎがしんなりするまで炒める 小麦粉を入れて焦げないようにな 粉っぽさがなくなれば牛乳を入れてとろみがつけば完成 塩を入れたりして味の調整も必要かな」
できたベシャメルソースあらためクリームソースをポーさんとダンバは試食した スプーンひと掬いの量なんだけど
「これは旨いな、ベーコンの塩味がでている なめらかなところもいいな」
ダンバの評価は高得点だな
「主、僕もっと精進するよ」
ポーさんの評価は負け宣言
1時間が経ち 寝かせた 生地を取り出した
「棒で薄く伸ばして 引っ付かないように打ち粉して重ねて切るんだけど クリームソースに合うのが太め、トマトソースやもう1つのソースに合うのが細めなんだ」
「なるほどな合わせるソースで太さを変えるのかこれからの研究が楽しみだ」
ダンバは生粋の料理人だな これからの発展を楽しみにしよう
「全部切れたぞ 細めと太めだ次はどうするんだ」
「鍋に水を沸騰させて塩を入れてから茹でる 細めは1~2分くらい 太めは2~3分くらいだな」
俺はぺペロンチーノに取り掛かった
「こっちのソースはにんにくの匂いがきつめだから好き嫌いがわかれるぞ オリーブオイル 鷹の爪がないかとうがらし細かくきざんだのを数枚 にんにくのスライスも数枚入れて、香りをつける 茹で上がったパスタを入れて和えれば完成だ」
「たしかににんにくの匂いがきつめだがその分食欲がそそられるな 男受けはいいかもしれない」
ぺペロンチーノとダンバ特製トマトソースのパスタとクリームパスタが完成した。 ちなみに女性陣はレナとミランダはこれからの活動について話したりクロと遊んでいた。トレイシーはずっと目をハートにして俺を見ていた。好意はうれしいよ 前の世界じゃ女性恐怖症になるくらい散々だったし
パスタが完成し、ようやく昼食 生地を寝かせる時間もあったし 従獣亭経由で世界に広まればきっとジェノベーゼを誰かが作ってくれそうだし
食堂にはいつの間にかギルドマスターも来ていた 女将の父親だもんな 居ても当然か
「この料理はなんて名前なんだ」
そういえばパスタとは言ってなかったな
「パスタて名前なんだが 種類や味付けで名前が変わったりするけど クリームパスタとトマトソースパスタ(ボロネ-ゼでもミートともトマトクリームとも違うし) ぺペロンチーノだ 食べてみて合わせる食材を考えるのも料理人の仕事だろ あともたもたしてると伸びて不味くなるぞ」
「なに 早めに食べないといけないのか」
不味くなる一言でダンバはあわてて食べ始めた、俺は女性陣+αにパスタの食べ方をレクチャーした。
「フォークでこう回すとパスタが巻きつくから 巻きつけてから食べるんだ あとよく噛むんだぞ 喉に詰まって死ぬこともあるからな」
喉に食べ物を詰まらせて死ぬ例はあるのだがこの世界ではどうかわからない
ダンバとポーさんは食材の組み合わせの話をして盛り上がっていたり、クロとギルドマスターは何を話しているか聞こえなっかたが話をしていた。女性陣にはぺペロンチーノは不評でクリームとトマトソースが美味しいとかなんとか
この街でやることはだいたい終わったけど 最後にあの3人に話をしないといけないし 覚悟は決めてるし 食事後俺は3人を部屋に呼んだ。




