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ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
軽トラ世界戦争編

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大型トラック神計画、始まりたりしこと

 軽虎教本部。



 平和だったり。



 非常に平和だったり。



 貴光。



 昼寝してたり。



 黒牛。



 草食ってたり。



 佐藤。



 ポテチ食ってたり。



 エレノア。



 本読んでたり。



 レン。



 軽トラの鍵を川へ投げたことを少し後悔してたり。



 平和なり。



 しかし。



 その頃。



 王都北部。



 軽虎教過激派本部。



 全然平和ではなかったり。



 巨大な地下室。



 信者数百人集まりたり。



 壁一面。



 設計図貼られたり。



 中央。



 巨大な図面置かれたり。



 そこに描かれていたるは。



 大型トラック神像。



 高さ百メートル。



 長さ二百メートル。



 意味不明なり。



 その時。



 幹部。



 誇らしげに言いたり。



「完成予想図です」



 しん。



 信者達。



 感動したり。



「おお……」



「神々しい……」



「何も分からんが凄い……」



 雰囲気で生きてたり。



 その時。



 一人の信者。



 手挙げたり。



「質問」



「何だ」



「大型トラックって何です?」



 しん。



 空気止まりたり。



 数秒後。



 幹部。



 堂々と言いたり。



「知らん」



 全員。



 頷きたり。



 誰も知らなかったり。



 その時。



 別の信者。



 言いたり。



「軽虎様より大きいから強いのでは」



「天才か」



 危険だったり。



 非常に危険だったり。



 その頃。



 軽虎教正統派。



 異変察知したり。



 古参信者。



 報告書読みたり。



 顔青くなりたり。



「まずい」



「何だ」



「過激派がまた何かやってる」



 嫌な予感しかしなかったり。



 数時間後。



 本部。



 古参信者。



 貴光の元へ来たり。



「教祖様!!」



「何なり」



「大変です!!」



 貴光。



 目覚ましたり。



「今度は何なり」



「過激派が新たな神を作ろうとしています!!」



 しん。



 佐藤。



 固まりたり。



 エレノア。



 本閉じたり。



 レン。



 嫌な顔したり。



「何?」



 佐藤問いたり。



 古参信者。



 震える声で言いたり。



「大型トラック神です」



 しん。



 沈黙。



 数秒。



 続きたり。



「大型何なり?」



 貴光問いたり。



 当然なり。



 その時。



 古参信者。



 設計図見せたり。



 貴光。



 眺めたり。



 眺めたり。



 さらに眺めたり。



 そして。



「大きき鉄牛車なり」



 認識したり。



 レン。



 頭抱えたり。



「そこじゃねぇ」



 その時。



 古参信者。



 必死に説明したり。



「教義違反です!!」



「うむ」



「禁忌です!!」



「うむ」



「止めてください!!」



 貴光。



 少し考えたり。



 数秒。



 沈黙したり。



 そして。



「面倒なり」



 いつも通りだったり。



 古参信者。



 泣きそうだったり。



 しかし。



 その時。



 エレノア。



 ぽつりと言いたり。



「でも」



「何だ」



「放っておくともっと面倒になりそう」



 しん。



 全員静まりたり。



 珍しく正論だったり。



 佐藤。



 頷きたり。



「今回は止めた方がいい気がする」



 レン。



 頷きたり。



「絶対ろくなことにならん」



 その時。



 遠く離れた地下施設。



 過激派。



 建設資材集めたり。



 金貨集めたり。



 信者増やしたり。



 そして。



 祭壇中央。



 巨大な募金箱置かれたり。



【大型トラック神建設基金】



 しん。



 既に金貨数万枚入ってたり。



 軽虎教。



 金だけはあったり。



 その頃。



 誰も知らぬ神界。



 一柱の神。



 ふと下界見たり。



「……何だあれ」



 嫌な予感したり。



 その予感。



 大体当たってたり。

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