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ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
圏外突破編

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もう一つの反応、現れたりしこと

【警告】



【未確認反応検出】



 しん。



 全員固まりたり。



「なり?」



 貴光問いたり。



 案内機。



 赤く点滅したり。



「データ不一致」



「何なり」



「艦内生存反応は一名のはずです」



 その時。



 ごん。



 再び音したり。



 艦奥より聞こえたり。



 重き音なり。



 何か。



 動きたり。



「敵か」



 レン剣抜きたり。



 エレノアも身構えたり。



 その時。



 副艦長リリア。



 眉ひそめたり。



「そんなはずない」



「何故なり」



「この艦には」



 一拍。



「もう誰もいないはずだから」



 嫌な予感しかしなかったり。



 その時。



 艦内放送。



 突然起動したり。



 ぶつっ。



【警告】



【第七格納庫封鎖解除】



 しん。



 案内機固まりたり。



「何ですかそれ」



 発明家問いたり。



 案内機。



 答えたり。



「知りません」



「管理AIでは」



「ありません」



 しん。



 全員固まりたり。



「何なり」



「別系統です」



 その時。



 リリア。



 顔色変えたり。



「待って」



「何なり」



「第七格納庫って」



 一拍。



「封印区画よ」



 沈黙。



 数秒。



 続きたり。



「何を封印しておったなり」



 貴光問いたり。



 リリア。



 少し考えたり。



 そして。



 静かに答えたり。



「知らない」



 しん。



「副艦長なのに?」



 佐藤問いたり。



「最高機密だったから」



 嫌な予感しかしなかったり。



 その時。



 艦全体揺れたり。



 ごごごごご。



「また動いたなり」



 貴光言いたり。



 その瞬間。



 艦内各所。



 照明点灯したり。



 今まで暗かった区画。



 次々光りたり。



 そして。



 艦奥。



 遥か遠く。



 巨大な扉開きたり。



 ごぉぉぉぉぉ。



 音響きたり。



 その時。



 案内機。



 初めて焦りたり。



【警告】



【警告】



【警告】



 赤文字増えたり。



「何なり」



【封印対象起動】



 しん。



 全員固まりたり。



「封印対象?」



 リリア。



 顔青くなりたり。



「嘘でしょ」



「知っておるなり?」



 貴光問いたり。



 リリア。



 首振りたり。



「知らない」



「でも」



 一拍。



「封印対象って呼ばれるものがまともな訳ない」



 正論なり。



 その時。



 遠く。



 巨大な足音聞こえたり。



 どん。



 どん。



 どん。



 艦全体震えたり。



 発明家。



 少し後退りたり。



「大きいですね」



「大きいな」



 佐藤頷きたり。



 その時。



 黒き神境。



 ぴろん。



 通知届きたり。



【神界危険生物図鑑】



【一致率98.7%】



 しん。



 全員固まりたり。



「何なり」



 貴光通知開きたり。



 画面表示されたり。



【分類:生物ではありません】



 しん。



【分類:兵器】



 空気。



 一気に重くなりたり。

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