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ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
圏外突破編

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鉄牛車、初めて本気で走りたりしこと

 軽トラ。



 動いたり。



 エンジン音響きたり。



 ぶるるるるるる。



 発明家。



 感動したり。



「動いてます!!」



「動いておるなり」



 貴光頷きたり。



 その時。



 神々。



 群がりたり。



「おお」



「これが軽トラ」



「本物か」



「思ったより小さい」



 観光地状態なり。



 その時。



 レン。



 運転席座りたり。



「どけ」



「何故なり」



「運転する」



 もっともなり。



 その時。



 佐藤。



 少し興奮したり。



「マジで走るのか」



「走る」



「異世界で?」



「走る」



 レン断言したり。



 そして。



 クラッチ。



 ギア。



 操作したり。



 その時。



 神々。



 身構えたり。



「始まるぞ」



「軽トラだ」



「軽トラが走る」



 何故か神々も興奮したり。



 そして。



 レン。



 アクセル踏みたり。



 ぶおおおおおん。



 軽トラ。



 前進したり。



 しん。



 神々。



 大歓声上げたり。



「おおおおおお!!」



「速い!!」



「牛より速い!!」



 当たり前なり。



 時速二十キロ。



 異世界人には十分速かったり。



 その時。



 貴光。



 荷台乗りたり。



「快適なり」



「荷台乗るな」



 レン叫びたり。



 その時。



 発明家。



 さらに荷台乗りたり。



「素晴らしいです!!」



 そして。



 神々も乗りたり。



 一柱。



 二柱。



 五柱。



 十柱。



「乗りすぎなり」



 佐藤呟きたり。



 軽トラ。



 何事も無く走りたり。



 その時。



 天城創世。



 荷台より叫びたり。



「もっと速く!!」



「遊園地じゃねぇんだぞ!!」



 レン叫び返したり。



 その瞬間。



 アクセル。



 少し強く踏みたり。



 ぶおおおおおおおん。



 軽トラ加速したり。



 時速四十。



 時速五十。



 時速六十。



 神々。



 固まりたり。



「速い」



「速いぞ」



「牛では無理だ」



 当たり前なり。



 その時。



 貴光。



 荷台から前見たり。



「ほう」



 一拍。



「確かに速きなり」



 ようやく認めたり。



 その時。



 発明家。



 目輝きたり。



「つまり!!」



「何なり」



「飛ばせばもっと速いです!!」



 しん。



 全員固まりたり。



「飛ばす?」



 レン問いたり。



「はい!!」



 発明家。



 黒き神境取り出したり。



 画面見せたり。



【おすすめ商品】



【中古ヘリコプター】



【金貨五十枚】



 しん。



 レン。



 頭抱えたり。



「買うなよ」



「買いません」



 発明家答えたり。



 数秒後。



 ぽち。



【購入】



 したり。



「買ったぁぁぁぁ!!」



 レン絶叫したり。



 こうして。



 次なる被害者。



 中古ヘリコプター。



 異世界へ向かいたり。

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