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ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
圏外突破編

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鍵、遂に見つかりたりしこと

【軽トラ用スペアキー】



【在庫1】



 しん。



 全員固まりたり。



「なり?」



 御池貴光。



 画面見たり。



 佐藤。



 画面見たり。



 エレノア。



 画面見たり。



 レン。



 画面見たり。



 神々。



 画面見たり。



「買え」



 レン言いたり。



「うむ」



「買え」



「うむ」



「今すぐ買え」



 圧強きなり。



 その時。



 貴光。



 首傾げたり。



「されど」



「何だ」



「牛にて十分なり」



 しん。



 レン。



 崩れ落ちたり。



「十分じゃねぇよ!!」



 絶叫したり。



 その時。



 佐藤。



 ぽつりと言いたり。



「俺」



「何なり」



「三年間ずっと見たかったんだよ」



 しん。



 空気静まりたり。



「鍵付き軽トラ」



 佐藤。



 遠い目したり。



「地球じゃ結局見れなかったし」



 少しだけ感慨深かったり。



 その時。



 貴光。



 画面見たり。



【金貨3枚】



「安きなり」



「だから買え」



 全員言いたり。



 そして。



 貴光。



 ぽち。



【購入】



 したり。



 数秒後。



 空間裂けたり。



 ぽと。



 鍵落ちたり。



 小さき鉄片なり。



 されど。



 この世界で最も重要な鉄片だったり。



「これなりか」



 貴光拾いたり。



 その時。



 レン。



 震えたり。



「マジで存在した……」



 その時。



 発明家。



 軽トラへ走りたり。



「試します!!」



 鍵差したり。



 かちゃ。



 回したり。



 しん。



 全員。



 固まりたり。



 数秒。



 経過したり。



 何も起きず。



「動かぬなり」



 貴光言いたり。



 その時。



 発明家。



 もう一度回したり。



 かちっ。



 ぶるるるるる。



 しん。



 エンジン音響きたり。



 全員。



 固まりたり。



「動いた」



 佐藤呟きたり。



「動いたわね」



 エレノア呟きたり。



「動いたなり」



 貴光頷きたり。



 神々。



 大歓声上げたり。



「おおおおお!!」



「軽トラだ!!」



「伝説だ!!」



「本当に動くのか!!」



 その時。



 エンジン。



 ぶるるるる。



 続きたり。



 止まらず。



 発明家。



 目輝きたり。



「成功です!!」



 レン。



 運転席覗きたり。



 一拍。



「ガソリン残ってる」



 しん。



 全員固まりたり。



「なり?」



「何でだ?」



 佐藤問いたり。



 誰も答えられず。



 何故なら。



 これは。



 神ですら理解していない軽トラだったり。



 そして。



 発明家。



 にやりと笑いたり。



「走らせましょう」



 嫌な予感しかしなかったり。

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