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ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
神界業界編

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勇者、また巻き込まれたりしこと

 神界通信塔計画。



 続行したり。



 軽虎教。



 本気出したり。



 巡礼者。



 寄付したり。



 商人。



 寄付したり。



 信者。



 寄付したり。



 結果。



「集まりました!!」



 発明家叫びたり。



「幾らなり」



 貴光問いたり。



「金貨四万枚です!!」



 歓声上がりたり。



「おおー!!」



「神界通信だ!!」



「完成するぞ!!」



 盛り上がりたり。



 しかし。



 商人。



 帳簿見たり。



「足りん」



 しん。



 全員固まりたり。



「またなりか」



 貴光呟きたり。



「あとどれくらいだ」



 佐藤問いたり。



「六千枚ほどです」



 商人答えたり。



 発明家。



 崩れ落ちたり。



「あと少しなのにぃぃぃ!!」



 その時なり。



 遠方。



 豪華なる馬車現れたり。



 護衛付き。



 高級仕様。



 見るからに金持ちなり。



「誰だ?」



 佐藤振り向きたり。



 馬車停まりたり。



 扉開きたり。



 現れしは。



 銀髪。



 黒き外套。



 整った顔立ち。



 そして。



 三人の女性連れたり。



 佐藤。



 即座に理解したり。



「あっ」



 エレノア。



「あっ」



 貴光。



「側室男なり」



「違ぇよ!!」



 開幕から叫びたり。



 桐崎レンなり。



 久々の登場なり。



「お前まだその呼び方なのかよ!」



「側室三人なり」



「仲間だっつってんだろ!!」



 三人の女性。



 慣れておりたり。



「また始まった」



「久しぶりね」



「元気そうで何より」



 完全に慣れてたり。



 その時。



 レン。



 ふと横見たり。



 軽トラありたり。



 しん。



 数秒停止したり。



「お前」



「何なり」



「まだ牛に引かせてんの?」



「うむ」



「鍵は?」



「見つからぬなり」



「だろうな」



 即答なり。



 レン。



 頭抱えたり。



「三年ぶりくらいに見ても意味分かんねぇ……」



 その時。



 発明家。



 駆け寄りたり。



「勇者様!!」



「何だ」



「助けてください!!」



「嫌な予感しかしねぇ」



 数分後。



 説明終わりたり。



 レン。



 固まりたり。



「なるほど」



「はい!!」



「神界通信塔」



「はい!!」



「神界に連絡する」



「はい!!」



「神へ」



「はい!!」



 一拍。



「馬鹿だろ」



 正論なり。



 発明家。



 崩れ落ちたり。



「何故ですか!!」



「いや逆に何で出来ると思った」



 もっともなり。



 しかし。



 発明家。



 設計図広げたり。



「理論上は!!」



「理論あるの!?」



「ありません!!」



「無ぇのかよ!!」



 レン。



 本気で叫びたり。



 佐藤。



 感動したり。



「久しぶりだなぁこの安心感」



「分かる」



 エレノア頷きたり。



 まともな人材なり。



 その時。



 商人。



 口開きたり。



「ちなみに」



「うむ」



「資金が六千枚足りません」



 レン。



 少し考えたり。



「六千?」



「はい」



「だけ?」



 しん。



 全員固まりたり。



「だけ?」



 発明家震えたり。



 レン。



 懐より袋取り出したり。



 じゃらり。



 中。



 星金貨なり。



 輝きたり。



「これ使え」



 一枚。



 投げたり。



 商人。



 受け取りたり。



 固まりたり。



「星金貨……」



「一枚で金貨千枚分なりな」



 貴光言いたり。



「うむ」



 レン頷きたり。



「九十八枚ある」



 しん。



 発明家。



 膝つきたり。



「金持ちぃぃぃ!!」



 当然なり。



 金貨換算。



 九万八千枚なり。



 軽虎教寄付総額を超えたり。



 その時。



 レン。



 星金貨十枚取り出したり。



「ほら」



「足りるだろ」



 発明家。



 震えたり。



「一万枚分……」



「余るなり」



 貴光突っ込みたり。



「余ったら設備強化に使います!!」



 発明家即答したり。



 嫌な予感しかしなかった。



 その時。



 レン。



 建設中の塔見上げたり。



「ちなみに」



「何ですか!」



「これ爆発する?」



 発明家。



 少し考えたり。



「高確率で」



「帰るわ」



 レン即答したり。



 しかし。



 既に遅し。



 発明家。



 勇者をスポンサーにしてしまったり。



 こうして。



 神界通信塔計画。



 資金問題完全解決したり。



 そして。



 予算が増えたことで。



 発明家の暴走も加速したり。

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