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ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
神界業界編

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神界を発ちたりしこと

 神界観光。



 最終日なり。



 御池貴光。



 佐藤健一。



 エレノア。



 三人。



 神界中央区を歩みたり。



 昨日。



 能力購入したり。



 神界フォーラム見たり。



 神界コンテスト見たり。



 神界の狂気。



 十分理解したり。



「帰りたいなり」



 御池貴光言いたり。



 本日一回目なり。



「分かる」



 佐藤頷きたり。



「私も」



 エレノア頷きたり。



 担当神。



 少し傷付きたり。



「そんなにか」



「そんなになり」



 即答なり。



 その時。



 神界コンビニ前通りたり。



【神マート】



 看板ありたり。



 中。



 神々大量なり。



「混んでおるなり」



「昼時だからな」



 担当神答えたり。



 その時。



 一柱の神。



 レジにて揉めたり。



「何故だ!」



「何故当たらん!」



 店員神。



 淡々と言いたり。



「無限魔力は一日一名限定です」



「五百回引いたぞ!」



「残念でした」



 神。



 崩れ落ちたり。



「終わってるなり」



 貴光呟きたり。



 実に神界らしき光景なり。



 その後。



 三人。



 神界食堂へ連れて行かれたり。



 巨大なる食堂なり。



 神。



 神。



 神。



 どこも神なり。



「おすすめ定食三つ」



 担当神注文したり。



 数刻後。



 料理運ばれたり。



 貴光。



 見たり。



「普通なり」



 焼き魚。



 白米。



 味噌汁。



 漬物。



 普通なり。



 佐藤。



 見たり。



「普通だな」



 エレノア。



 見たり。



「普通ね」



 担当神。



 少し誇らしげなり。



「神界食堂だからな」



「普通なり」



「普通だな」



「普通ね」



 三連撃なり。



 担当神。



 少し泣きそうになりたり。



 食事終わりたり。



 そして。



 三人。



 神界中央塔へ案内されたり。



 神界最高層建築なり。



 雲より高し。



 空まで届きたり。



「高きなり」



 貴光見上げたり。



「落ちたら死ぬな」



「神界だから死なない」



 担当神答えたり。



「便利ね」



 エレノア頷きたり。



 そして。



 最上階到着したり。



 そこより見下ろしたる神界。



 広大なり。



 どこまでも続きたり。



 世界作成局。



 転生管理局。



 商業区。



 居住区。



 研究区。



 見えたり。



 さらに遠方。



 巨大なる光の群れ見えたり。



「何なり」



 貴光問いたり。



 担当神。



 少し真面目な顔したり。



「あれが異世界群」



 しん。



「異世界?」



「うむ」



「あの光一つが世界一つ」



 貴光。



 固まりたり。



 佐藤。



 固まりたり。



 エレノア。



 固まりたり。



 光。



 数え切れず。



 無数なり。



「全部世界なりか」



「全部世界だ」



「多すぎるなり」



「知ってる」



 担当神答えたり。



 その時。



 風吹きたり。



 静かなり。



 しばし。



 誰も喋らず。



 神界見下ろしたり。



 そして。



 貴光。



 ふと問いたり。



「神とは何なり」



 担当神。



 少し考えたり。



「難しいな」



「うむ」



「創世神は」



 一拍。



「物語を作る者だ」



 貴光。



 黙りたり。



「世界を作り」



「人を見守り」



「失敗し」



「成功し」



「時々やらかす」



「やらかしすぎなり」



 即答なり。



 担当神。



 苦笑したり。



「否定できん」



 その時。



 神界全域。



 鐘鳴りたり。



 ごぉぉぉぉぉん。



 ごぉぉぉぉぉん。



 ごぉぉぉぉぉん。



「何なり」



 貴光問いたり。



「退勤時間」



 担当神答えたり。



 瞬間。



 神界。



 大混乱したり。



「帰るぞぉぉぉ!!」



「仕事終わりだぁぁぁ!!」



「残業嫌だぁぁぁ!!」



 神々。



 全力疾走したり。



「神とは」



 貴光呟きたり。



「案外普通なり」



 担当神。



 笑いたり。



「そうかもな」



 その後。



 三人。



 帰還準備したり。



 神界ゲート前なり。



 担当神立ちたり。



「もう帰るなりか」



「うむ」



「名残惜しい?」



「全く」



 即答なり。



 担当神。



 少し傷付きたり。



 その時。



 佐藤。



 笑いたり。



「でもまあ」



「うむ」



「面白かったぞ」



 エレノアも頷きたり。



「二度と来たくないけど」



「ひどいな」



 担当神苦笑したり。



 そして。



 御池貴光。



 少しだけ考えたり。



 神界。



 狂っておりたり。



 意味分からぬことばかりなり。



 されど。



 悪くはなかった。



「担当神」



「何だ」



「礼を言うなり」



 担当神。



 少し驚きたり。



「ほう」



「能力の件」



「うむ」



「役立ちそうなり」



 担当神。



 笑いたり。



「なら良かった」



 そして。



 ゲート起動したり。



 光。



 三人包みたり。



「さらばなり」



「またな」



 担当神手振りたり。



 次の瞬間。



 視界。



 白く染まりたり。



 そして。



 三人。



 異世界へ帰還したり。



 神界業界編。



 終盤へ突入したり。

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