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ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
神界業界編

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ジャンル派閥会議始まりたりしこと

 ごぉぉぉん。



 ごぉぉぉん。



 ごぉぉぉん。



 鐘鳴りたり。



 神々。



 顔色変えたり。



「来たか」



「また今年も」



「胃が痛い」



 神なのに胃痛なり。



 御池貴光。



 理解できず。



「何なり」



 担当神。



 深き溜息つきたり。



「ジャンル派閥会議」



「うむ」



「神界で最も不毛な会議」



「ほう」



「毎年炎上する」



「ほう」



「去年は会場が吹き飛んだ」



「何故なり」



「異世界無双派とスローライフ派が喧嘩した」



 意味不明なり。



 その時。



 巨大会議場。



 扉開きたり。



 神々。



 続々入場したり。



 そして。



 貴光らも連れて行かれたり。



「我ら関係あるなり?」



「見学枠」



 担当神答えたり。



「動物園なりか」



「どっちかというと見世物」



「帰るなり」



 本日三回目なり。



 会場内。



 広大なり。



 そして。



 神々。



 綺麗に席分かれたり。



【勇者派】



【追放派】



【悪役令嬢派】



【スローライフ派】



【無双派】



【飯テロ派】



【経営派】



【学園派】



 大量なり。



「派閥多すぎなり」



 貴光呟きたり。



 その時。



 司会神。



 壇上へ上がりたり。



「それでは」



「今年のジャンル勢力発表です」



 巨大画面点灯したり。



【勇者派 28%】



【追放派 21%】



【悪役令嬢派 19%】



【無双派 12%】



【その他 20%】



 神々。



 ざわつきたり。



「追放派伸びたな」



「勇者派落ちたぞ」



「悪役令嬢強すぎる」



 市場分析なり。



 その時。



 一柱の神立ちたり。



「勇者は終わった」



 会場。



 静まりたり。



「何?」



「今の時代」



 一拍。



「追放だ」



 ざわっ。



 追放派。



 拍手喝采。



 勇者派。



 激怒。



「ふざけるな!」



「勇者は不滅だ!」



「魔王討伐こそ王道!」



 開始したり。



 言い争いなり。



 その時。



 天城創世。



 立ち上がりたり。



 しん。



 会場。



 静まりたり。



「どちらでも良い」



 神々。



 耳傾けたり。



「面白ければ良い」



 拍手。



 大拍手。



 流石一位常連なり。



 綺麗にまとまりたり。



 しかし。



 その時なり。



 後方より。



「ならば」



 一柱の神。



 立ち上がりたり。



「軽トラ派はどうなる」



 しん。



 会場。



 静まり返りたり。



「軽トラ派?」



「そんな派閥無いぞ」



「無かった」



 一拍。



「昨日までは」



 巨大画面。



 勝手に変化したり。



【軽トラ派 0.3%】



 しん。



 担当神。



 椅子より落ちたり。



「何で!?」



 神々。



 爆笑したり。



「生まれてる!」



「派閥になってる!」



「誰だよ作ったの!」



 フォーラム確認したり。



【軽トラ派結成のお知らせ】



【理念:軽トラは全てを解決する】



【名誉顧問:御池貴光】



「なっておらぬなり!!」



 貴光絶叫したり。



 神界。

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