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ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
神界業界編

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担当神、同期会へ連行されしこと

「帰るなり」


 御池貴光言いたり。



「無理」



 担当神即答したり。



「何故なり」



「もうバレた」



 その時なり。



 神界フォーラム。



 新着通知。



【速報】



【軽トラ転生者、同期会参加決定】



「決定しておらぬなり」



「もうした」



 担当神。



 諦めた顔したり。



 数分後。



 三人。



 巨大なる建物へ案内されたり。



 看板ありたり。



【第七三二四回 新人担当神同期会】



「回数多くない?」



 エレノア呟きたり。



「毎週やってるから」



 担当神答えたり。



 中へ入りたり。



 広間。



 広し。



 神。



 大量。



 飲食物。



 大量。



 そして。



 会話。



 聞こえたり。



「うちの勇者がな」



「ほう」



「魔王城攻略した」



「おお」



 別の神。



「うちの転生者は王国建国したぞ」



「強い」



 さらに別の神。



「ドラゴン百体討伐した」



「凄い」



 完全に親バカ大会なり。



「なるほどなり」



 貴光頷きたり。



「保護者会だこれ」



 佐藤呟きたり。



 その通りなり。



 その時。



 一柱の神。



 担当神見つけたり。



「あ」



 しん。



 周囲。



 静まりたり。



「あいつだ」



「来たぞ」



「軽トラ神だ」



「違う!」



 担当神叫びたり。



「我は軽トラ神ではない!」



 しかし。



 誰も聞かず。



 神々。



 集まりたり。



「本人は?」



「いるぞ」



「連れてきた」



「本当に?」



 そして。



 御池貴光。



 前へ押し出されたり。



 しん。



 神々。



 見つめたり。



「これが」



「牛に軽トラ引かせた男」



「本人か」



「本人だ」



 御池貴光。



 少し考えたり。



 そして。



「御池貴光なり」



 挨拶したり。



 神々。



 拍手したり。



「何故なり」



 意味不明なり。



 その時。



 一柱の神。



 問いたり。



「何故鍵を捨てた」



 しん。



 全神。



 注目したり。



「邪魔なり」



 即答なり。



 しん。



 会場。



 爆笑したり。



 担当神。



 頭抱えたり。



「だから言ったんだ……」



 その時。



 別の神。



 問いたり。



「何故通販を使わぬ」



「圏外なり」



「そうじゃなくて」



 神。



 困惑したり。



「一瞬繋がった時も使わなかっただろ」



「必要無かったなり」



 再び。



 爆笑。



 担当神。



 胃痛始まりたり。



 その時なり。



 司会神。



 壇上へ上がりたり。



「それでは」



 全員。



 静まりたり。



「今週の異世界ランキング発表です」



 しん。



 神々。



 本気の顔になりたり。



「始まったな」



 佐藤呟きたり。



「何なり」



「多分神界版賞レース」



 嫌な予感しかしなかった。



 そして。



 担当神。



 顔面蒼白なり。



 何故なら。



 今週。



 ランキング百二十七位。



 御池貴光。



 急上昇中なり。

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