表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
神界業界編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
121/313

神界へ行きたりしこと

「行くなり」


 御池貴光。



 即答したり。



「即答かよ」


 佐藤呆れたり。



「普通もっと悩まない?」


 エレノア問いたり。



「神の国見られる機会など滅多になきなり」



 もっともなり。



 担当神。



 画面の向こうで頷きたり。



『話が早くて助かる』



「助からぬ気がするわ」



 エレノア。



 嫌な予感したり。



 そして。



 黒き神境。



 再び光りたり。



【神界接続開始】



【転送準備中】



【神界法第十八条確認】



【異世界人入国許可取得】



【担当神の責任において転送】



『よし』



 担当神。



 頷きたり。



『じゃあ行くぞ』



「雑なり」



『神界ってそんなもん』



 次の瞬間なり。



 光。



 発生したり。



 視界。



 真白となりたり。



 そして。



 数瞬後。



 足。



 地につきたり。



「む」



 御池貴光。



 目開きたり。



 そこは。



 異様なる場所なり。



 空。



 青し。



 雲。



 ありたり。



 風。



 吹きたり。



 されど。



 地面。



 全面白色なり。



 建物。



 見渡す限り立ち並びたり。



 そして。



 その建物。



 どこか見覚えありたり。



「何なりこれは」



「会社ね」



 エレノア即答したり。



「会社だな」



 佐藤も頷きたり。



 高層建築。



 看板。



 窓。



 人の流れ。



 完全に会社街なり。



「神界とは神殿の集まりではないなりか」



『違う』



 担当神。



 いつの間にか後ろに立ちたり。



「うお」



 佐藤驚きたり。



 担当神。



 Tシャツ姿なり。



 神らしさ皆無なり。



「もっとこう」



 エレノア言いたり。



「光ってたりしないの?」



『勤務中は面倒だから消してる』



「夢が無いなり」



 貴光呟きたり。



 その時。



 上空。



 巨大なる広告板流れたり。



【異世界ランキング更新!】



【今週PVランキング】



【転生勇者無双伝 首位維持!】



【追放された賢者ですが〜 急上昇!】



「何なり?」



 貴光問いたり。



『ランキング』



「何の」



『人気』



 しん。



 三人。



 固まりたり。



「人気?」



『異世界の』



 担当神。



 当たり前のように答えたり。



『神界は異世界運営で食ってるから』



「何を言っておるなり」



 貴光。



 本日三回目の困惑なり。



 その時。



 遠方より声聞こえたり。



「おい」



 担当神振り向きたり。



 一柱の神。



 歩み来たり。



 スーツ姿なり。



「お前の転生者か?」



『そう』



「例の?」



『例の』



 神。



 貴光見たり。



 一拍。



 二拍。



 三拍。



「牛に軽トラ引かせてる奴?」



 しん。



 担当神。



 顔覆いたり。



「有名なりか」



 貴光問いたり。



 神。



 頷きたり。



「かなり」



「何故なり」



「神界フォーラムで毎日話題だから」



 しん。



 貴光。



 固まりたり。



 エレノア。



 吹き出したり。



 佐藤。



 腹抱えて笑いたり。



 そして。



 御池貴光。



 一言。



「帰りたくなってきたなり」



 神界観光開始から。



 まだ十分も経っておらず。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ